スマホの電波が悪くなる原因と自宅における電波改善の手段

スマホ電波が悪くなる原因
何気なくスマートフォン(携帯電話機)を使用していて、「電波が安定しない」「通信が途切れる」と度々思うことはありませんか?
スマホに限らず、電波は金属やコンクリート、さらにガラスなどに当たるとはね返るという性質があり、建物の中に入ると外よりも電波状態が悪くなってしまうという特徴があります。
もっとも、周囲の環境など圏外になる場合、自分ではどうにもできません。周囲に高いビルが立ち並んでいる場所や山と山との間の盆地などは、電波が乱反射してスマホまで届きにくい場所の代表格です。
また、電波には質があり、質の良い電波と質の悪い電波があります。
スマホのアンテナが質の悪い電波を捕まえることにより、電波状態はかなり悪化するのです。
簡単に言えば、遠くから飛んできた電波や何かに跳ね返った電波は、質の悪いものだと考えて良いでしょう。
特に質の悪い電波は、周りに電波を遮るものがない広く開放的な場所で受信しやすくなってます。
その為、大規模イベントなど、限られたスペースで大勢の人が同時にスマホを使用すると電波が悪くなり、通話やメール送信が届きにくい状況が簡単に作られる可能性があります。
自宅で電波を改善する方法
携帯電話各社は、契約者の自宅の電波状態を検査するサービスを行っています。
基本的に無料のサービスである為、自宅の電波状態に不満がある場合は調査を依頼して下さい。
調査内容を受けて、自宅の電波状況に合わせた対策方法についてのアドバイスが受けることができますす。
場合によっては、電波状態の改善の為に小型基地局を利用することも可能となっており、これは自宅の固定回線を含む電話回線、光回線などを含むブロードバンド回線を利用して携帯の電波利用を行えるようにする機械のことです。
基地局を新たに設置するには時間がかかるのに対し、小型携帯電話基地局は携帯電話会社からのレンタルで、無料で利用可能となっています。
その為、自宅の電波状態調査サービスを利用した際には、電波状態によっては設置を検討するように進言されます。
特に、室内の電波が安定しない場合は、携帯電話用の基地局を設置するこの方法によって基地局と携帯電話端末の電波通信が劇的に改善するでしょう。
しかし、あくまでも携帯会社の電波を補助的に強くするものである為、元々の電波の強さによっては全く意味がない場合もあることに注意して下さい。
モバイルデータ通信やWi-Fiが接続しづらく通信速度が上がらない場合には、機内モードをON/OFFして改善させるという方法もあります。
通信機能がリセットされ再接続によって携帯電話回線が快適に繋がるようになる可能性があります。
スマホの感度を上げる商品もあります。
スマホに装着するだけで、音声通話の受信感度や通信速度の向上を期待できるものです。
スマホの一般電話の繋がりがイマイチな時は、電話アプリを使うというのもひとつの方法になります。
電話アプリはスマホの電話機能で使われている電話回線ではなく、モバイルデータ通信やWi-Fiを通して繋がります。
したがって、電話回線の調子がいまいちでも、ネット回線の状態が良好なら、電話アプリでの会話が快適になることがあります。
しかも、電話アプリなら通話料無料です。
電波の安定性は会社の違い
これは、インターネットなどのネットワークサービス全てに言えることですが、自分の生活圏にあったサービスは自分で探すしかありません。
また、エリアの境界にあるような立地であれば、いつ改善されるのかは全く不明であり、期待はできないものだと思っていいでしょう。
その為、あまりにも不便に感じた場合は、携帯であれば携帯会社(キャリア)ごと乗り換えた方が快適に使用できるケースも少なくありません。