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格安?auやドコモでも利用可能?「simフリーガラケー」徹底解説

世はまさに「スマートフォンの時代」。

ここ数年でもっとも進化・成長し幅広く普及されたアイテムと言っても過言ではありません。

一方スマートフォンの登場まで主流であったガラケー(携帯電話)はどうかと言うと、スマートフォンの登場とともに衰退の一途を辿り、現在では一部の根強いユーザーにのみ指示されている状況です。

しかしそのような中、スマートフォンにおいて通話機能の希薄化や使い勝手、価格等々様々な声が上がってきているのも事実です。

そのような声に呼応するかのように、今密かに注目を集めているものがあります。

それが今回ご紹介する「simフリーガラケー」なのです。

 

「simフリーガラケー」とは?

では一体、「simフリーガラケー」とはどのようなものなのでしょうか?

通信事業者を自由に選択し利用できる「simフリースマートフォン」の存在をよくご存じの方は、大勢いらっしゃるかと思います。

実は、「格安スマホはあるのに、何故格安ガラケーはないんだ?」このガラケーユーザーの不満に応える形で、simフリーというシステムはスマートフォンだけではなく、ガラケーにも存在するようになりました。

つまり「simフリースマートフォン」のガラケバージョン、そうお考えいただければ宜しいでしょう。

まだまだ、「simフリーガラケー」として出回っている機種は少ないのですが、以前のガラケーでもsimロックの解除をすることで「simフリーガラケー」として使用出来ることから、一部の根強いガラケーユーザー(特に通話に特化したビジネスシーン)を中心に、「simフリーガラケー」への注目が集まって来ているのです。

「simフリーガラケー」今後その存在が、更に大きく知られていくことは間違いないでしょう。

 

simフリーガラケーのメリットとデメリット

続いて、「simフリーガラケー」のメリットとデメリットについて、ご紹介致します。

 

simフリーガラケーのメリット

そのメリットとして大きく分けて、次の4つが挙げられます。

  • 長時間の利用が可能
  • スマホより圧倒的に安い
  • 海外でも利用が可能
  • 最新のものであれば、ラインの利用も可能

勿論上記以外にも「使いやすさ」「丈夫で長持ち」「通信事業者の自由選択」等々、他にも様々なメリットがあるのですが、ここではこの4つに絞って説明致します。

 

長時間の利用が可能

そもそも、「simフリーガラケー」は通話を主たる目的として使用するため、スマートフォンの様に、多岐に亘る機能を備えておりません。

それ故、バッテリー消費が激しくないので、必然的にスマートフォンのようにこまめな充電の必要も無く、長時間の利用が可能となるのです。

急ぎの電話をしなければならないのに、バッテリーが・・・・そんなヒヤヒヤを経験した方は大勢いるのではないでしょうか?

また、スマートフォンをお持ちの方では、この「simフリーガラケー」と併用することでスマートフォン自体もそのバッテリー消費が軽減出来るため、長時間の利用が可能となります。

 

スマホより圧倒的に安い

こちらは、数あるメリットの中でも最も魅力的なのではないでしょうか?

例えば月々の利用料ですが、大手キャリアでの契約と考えてもスマートフォンなら最低でも6,000円程度はしますが、ガラケーなら2,000円以下の金額で契約が出来ます。

また、格安simの利用等をすれば更なるお手頃感を得られます。

尚、この価格という事では利用料のみならずその端末自体の本体価格に於いても、その差は歴然としております。

例え格安スマートフォンを購入したとしても、安く見積もってもおよそ20,000円はするのですが、「simフリーガラケー」では10,000円を切る価格での購入が可能です。

このように利用料金のみならず本体価格も含め、「simフリーガラケー」における価格メリットはスマートフォンと比べて、圧倒的優位にあるのです。

 

海外でも使える

この部分に関しては、日本のみで活動している方々には余り魅力的ではないのかもしれません。

また、「日本のスマートフォンや携帯電話でも海外対応機種であれば現地での使用は可能、そんなの今や常識だよ」という言葉が、帰ってくるかもしれません。

しかしその場合、海外で使用する通話料金やパケット料金は、国内使用時に比べ非常に高価になってしまいます。

そこで「simフリーガラケー」であれば、現地のプリペイド式simカードを利用することで、海外での使用が可能なことは勿論、海外使用時におけるコストも削減してくれるという大きな力を発揮してくれるのです。

 

最新のものならLINEもできる

今や通信に必須アイテムになりつつあるLINEですが、残念ながら2018年3月をもって携帯電話版のサービスが終了してしまいました。

これには、携帯電話ユーザーから落胆の声が上がったのは、言うまでも無いでしょう。

この救済に応える形で登場したのが「ガラパゴススマートフォンガラホです。

このガラホの登場で「simフリーガラケー」でのLINEの利用が可能となりました。

あくまでもこれは、最新ガラケー(ガラホ)のみの特権となってしまいますが。

しかし、LINEの使用、これが「simフリーガラケー」で可能となると更なるメリットなのではないでしょうか?

 

simフリーガラケーのデメリット

メリットがあれば、勿論デメリットも存在する。これは世の常であります。

ご多分に漏れず、この「simフリーガラケー」においても勿論デメリットなるものが存在します。

良い事だけ知らせるのではなく、デメリットも敢えてご紹介しておきましょう。

ここでは、次の2つの「simフリーガラケー」におけるデメリットを紹介したいと思います。

  • キャリアのデータ通信はできない
  • ほとんどがスマホと併用

 

キャリアのデータ通信はできない

キャリアのデータ通信とは、NTTdocomoでいう「iモード」、auでいう「ezweb」にあたります。

「simフリーガラケー」にしてしまうと、これらデータ通信の利用は、残念ながら不可能となってしまいます。

これはデータ通信に必要なAPN設定ががガラケーでは出来ない為で、改善策が見当たらないのが現状です。

 

ほとんどがスマホと併用

前述したように「simフリーガラケー」にしてしまうと、キャリア独自のデーター通信が出来ない、又はスマートフォンに比べデータ通信そのものも著しく制限されてしまうため、これを不便と感じる場合スマートフォンとの併用を余儀なくされてしまいます。

その結果、「simフリーガラケーとスマートフォンこの2種類を管理することになってしまいます。

実際、現「simフリーガラケー」ユーザーにおいては、通話専用として「simフリーガラケー」を保有し、もう一台別にスマートフォンを保有する。

この併用スタイルをとっている方が殆どです。

 

ガラケーは格安SIM事業者より大手3社の方が安いことも?

ここでは、事業者選定時における留意点の1つとして、格安SIM事業者よりも大手3社の料金プランの方が安い場合についてご紹介しておきます。

例えば、「simフリーガラケー」を通話のみの目的で使用する場合です。

格安SIM事業者は、複数存在しますが、いずれも実際には通話のみでの契約は出来ないのです。

その場合は、各格安SIM事業者において通話メインの低料金プランにデータ通信を出来るだけ取り除いたプランを併用することになります。

 

しかし、この通話のみを目的とした「simフリーガラケー」の使用においては、NTTdocomo、au、ソフトバンクの大手3社では2,000円程度の料金で24時間通話し放題のガラケーが持てるので、こちらの方がお得となります。

こちらは、使い勝手とユーザーの考え方によりますので、業者選定におけるご参考としておいて下さい。

 

おすすめのsimフリーガラケーはこれ!

一体、どの「simフリーガラケー」が良いの?

そのような声も聞こえて来そうですね。

ここでは、以下の3つの「simフリーガラケー」をおすすめとして、ご紹介いたします。

  • AQUOSケータイ SH-N01
  • FREETEL(フリーテル)Simple
  • NichePhone-S

 

AQUOSケータイ SH-N01

こちらは、SHARP社が発売しているAQUOSケータイ SH-N01です。

4Gでの高速 LTE通信やガラホに分類されるものでLINEの使用も可能と使い勝手も良く、更には価格も魅力的と現在の「simフリーガラケー」シーンにおいては王道と呼べる機種です。

防水・防塵・耐衝撃と3拍子そろった優れもの、またその形状も2つ折りのクラシカルなタイプで、ガラケーとしての機能は十分に抑えた商品です。

 

FREETEL(フリーテル)Simple

こちらは、FREETEL社が発売しているFREETEL(フリーテル)Simpleです。

日本初の「simフリーガラケー」として有名なのではないでしょうか。

その名通り、いたってsimple、機能も通話とSMSのみとなります。

これにより、バッテリー消費が極めて少量の為、長時間の使用が可能です。

手のひらサイズで軽量、価格的にも申し分はなく、2台目の携帯にはぴったりの商品と言えます。

 

NichePhone-S

こちらはフューチャーモデル社が発売しているNichePhone-Sです。

シンプル&コンパクト!

こちらも2台目の携帯に断然お勧めなものになります。

手のひらに収まるカードサイズで持ち運びにとても便利な優れものです。

機能的にも、通話以外にSMSが可能、またボスレコーダーや音楽再生機能も搭載され、Bluetoothにも対応しております。

さらに、デザリング機能も備えているので、Wi-Fiルータ―としての活用も可能と実用性も抜群です。

 

auではなかなか使えない

ここでは、もう一つ重要な「simフリーのシステムは、auではなかなか使えない

この部分についてお話しておきます。

 

日本における携帯電話の通信は、その殆どが「3Gで通話を行いLTEでデータ通信を行う」という仕組みで成り立っております。

技術の進化で、新しい仕組みも出てまいりますが、当面はこの2つの併用は続くと考えられます。

 

また、この3Gは更に「W-CDMA」「CDMA2000 1x」という2種類の規格に分類されます。

NTTdocomoとソフトバンクが前者、auが後者を採用しています。

そもそも、多くの格安SIM通信会社は、Nttdocomoから回線を借りる形で、その運営を賄っております。

ここにその根幹となる要因があるのですが、これにより規格が異なるauでは、simフリーにすると通話が出来ないという弊害が生まれました。

残念ながら現状では、一部の「CDMA2000 1xに対応している機種のみ、auでも使用可能ということになってしまいます。

 

また、海外に目を向けても、旅行者用に販売されているsimカードもその殆どが「W-CDMA」が使われていることを考えると、なかなか難しい問題ということが分かります。

 

用途に応じてsimフリーガラケーを

ここまで「simフリーガラケー」について、色々とお伝えしてまいりました。

「simフリーガラケー」の特徴等は、ある程度お分かり頂けたのではないでしょうか。

 

スマートフォンの普及から発生した「使い方が難しい」「料金が高い」「通話が不便」等々の諸問題、その対応策から派生する形で誕生した「simフリーガラケー」。

通話とメールが出来れば十分」「通話専用機としての活用」今はまだ、この2つの用途が主流ですが、その需要はまだまだ増え続けて行くことでしょう。

「simフリーガラケー」この存在が、今後の通信シーンにおいて重要な役割を果たしていくことは間違いありません。

 

まとめ
  • 進化を続けるスマートフォンの落とし穴、そこから派生した「simフリーガラケー」
  • ガラケーの根強い人気
  • 事業者選択の自由
  • コスト削減の実現
  • まだまだある様々な問題点
  • 今後も示されるであろう「存在感」

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