Android・iPhoneから簡単転送!スマホからパソコンに写真を送る方法
現在のiPhoneやAndroidスマートフォン・タブレットはパソコンに劣らず優秀ですが、やはりパソコンの方が効率的にできる作業は多々あります。
そのため、スマートフォン(iPhone、Android側)内の動画・画像・音楽などのデータをパソコン(Mac、Windows側)へ転送したいと思うこともあるのではないでしょうか?
- パソコンに移してバックアップをとりたい
- パソコンで高度な編集をしたい
- WordやPowerPointでスマホ内のデータを使いたい
こんなとき、簡単にデータを移行できたら嬉しいですよね。
Apple端末(アップル端末)やAndroid端末(アンドロイド端末)などに限らず、スマホやタブレットからパソコンにデータ移行するにはいくつかの方法があります。
今回の記事では、そんなファイルやデータの転送方法で悩んでいる人のために、代表的な5つの操作手順・移行作業方法を紹介します。
Contents
MicroUSBケーブルでパソコンと接続する
インターネット環境は必要なく、USBポートとケーブルさえあれば、簡単にスマホのデータをパソコンに転送することが可能です。
USBケーブルを繋いでパソコンにスマホが認識されたら、転送したいファイルをドラッグ&ドロップすればOK。
パソコンの「フォト」を使う場合は、画面右の「インポート」をクリックし「USBデバイスから」を選択すれば簡単に転送できます。
USBケーブルの中には、データ転送ができない充電専用ケーブルもあるため注意が必要です。
新たに購入する場合は、データ転送機能があるかどうかを確認のうえ購入しましょう。
また、使用しているスマホによってもケーブルの種類が異なります。
iPhoneデバイスならライトニングUSBケーブル、AndroidデバイスならMicroUSBケーブル(マイクロUSBケーブル)やタイプCケーブルなどがあるため、使用可能なケーブルを確認してみましょう。
ちなみに、古いパソコンなどUSBドライバーの環境が整っていない場合は、正確に転送ができない可能性もありますのでご注意ください。
SDカードから転送する
スマホのSDカードをパソコンに差し替えてデータ転送をする方法です。
こちらもインターネット環境は必要ありません。
ただし、この方法には少々手間がかかってしまうため、事前に以下のポイントを確認しておきましょう。
- 転送したいデータがスマホの内部ストレージに保存されているのであれば、SDカードへ移行。(ファイル管理アプリが便利です)
- スマホのSDカードを取り外す際、機種によって電池カバーやスマホ側面のスロットを取り外す必要がある。端末によっては、取り外し用のピンも必要。
- スマホに対応しているSDカードのほとんどはmicroSDカードのため、パソコンに直接差し込めない場合がほとんど。SDカードのサイズを合わせるためのアダプターやUSBハブの準備が必要。
クラウドサービスを利用する
クラウドサービスとは、インターネット上にデータを保存することができるサービスです。
同じアカウントでログインすることで、スマホ・パソコンのどちらからでもクラウドサービスに保存したデータを閲覧、ダウンロードできます。
スマホからパソコンへデータを転送したい場合、まずはスマホでクラウドサービスにログインしデータをアップロードします。
その後、同じアカウントでパソコンからクラウドにログインすれば自由にデータの閲覧、保存することが可能なのです。
USBケーブルやSDカードを使う必要がないため、出先などでもストレスなくデータ移行ができますよ。
有名なクラウドサービスとしては
- GoogleDrive
- Dropbox
- OneDrive
- iCloudDrive
などが挙げられます。
しかし、クラウドサービスを利用する際には注意点もあります。
- インターネット環境が必須
- アップロードするデータの容量が大きいほど通信量が大きくなる
- 不正アクセスによる情報漏えいの可能性
- システム障害などによるデータ消失の可能性
などです。
安定したネット環境がある場所での利用、セキュリティの強いパスワードの設定、データのバックアップをとるなど対策を講じて利用するようにしましょう。
また、アップロードできる容量などにより料金が発生する場合もあるので注意が必要です。
「Googleフォト」という写真共有サービスもおすすめです。
Googleドライブ同様、Googleアカウントを取得しログインすれば、スマホ・パソコン間で簡単に写真を共有できます。
接続設定やメニュー画面がわかりやすく、非常に使いやすいのが特徴です。
共有フォルダーを作成すると、家族や友達とアルバム内の写真や動画などのファイル共有も可能ですよ。
Bluetooth(ブルートゥース)で転送する
スマホからパソコンへのデータ転送には、Bluetoothを使った方法もあります。
ここでは、AndroidスマホからWindowsPCへ送る場合、iPhoneからMacへ送る場合について紹介します。
AndroidスマホからWindowsPCへ送る場合
Bluetooth機能を使ってAndroidスマホとWindowsPCをペアリングすれば、手軽でデータ転送が可能です。
スマホとパソコン以外に必要なものがなくデータ通信量もかからないのがメリットですが、転送速度が遅いのでたくさんのデータを転送するには少々時間がかかってしまうデメリットもあります。
「写真を数枚送ってパソコンで編集したい」という時には最適の方法です。
設定方法は以下のとおりです。
【設定方法】 設定→デバイス→Bluetooth→ON→接続可能デバイスの欄にパソコンのデバイス名が出てきたらタップしてペアリング設定完了
【Androidスマホ→WindowsPCへデータ転送手順】
【WindowsPC→Androidスマホへデータを転送する手順】 WindowsPCで送りたいデータファイルを右クリック→送る→Bluetoothデバイス→Androidスマホのデバイス名を選択
iPhoneからMacへ送る場合
iPhoneからMacへデータを送りたい時は「AirDrop」がおすすめです。
AirDropとは、Appleデバイス間でWi-FiとBluetoothを使い直接ファイルのやりとりができる機能です。
手軽でスピードも早いため、送り先のデバイスが近くにある時は最適な方法といえるでしょう。
設定方法と操作方法は以下のとおりです。
ファイル転送アプリを利用する
最後に、Androidスマホ・iPhoneに対応しているファイル転送アプリをそれぞれご紹介します。
AndroidスマホからWindowsPC・Macへ送る場合
AndroidスマホからWindowsやMacにデータを送りたいなら、ファイル転送アプリを利用する方法もあります。
スマホとパソコン両方でアプリのインストールや設定が必要ですが、高速で送受信可能なので複数のデータを送る時に最適です。
おすすめのファイル転送アプリは「CXファイルエクスプローラー」。
パソコンと接続してファイルの送受信ができるだけでなく、スマホデータの管理ができるアプリなので写真の整理も可能です。
海外製のアプリですが、日本語にも対応しているので、ぜひお試しください。
iPhoneからWindowsPC・Macへ送る場合
iPhoneからパソコンへデータ転送したい場合、「Send Anywhere」というアプリがおすすめです。
無料で簡単かつスピーディーにデータのやりとりができるのがこのアプリの魅力です。
データ通信量は発生しますので、Wi-Fi環境で利用してくださいね。
メールを使って転送する
そこまで容量の大きくない写真や動画データなら、メールに添付して送るのもいいでしょう。
GmailなどのWebメールサービスを使えば、簡単にパソコンにデータを送ることができます。
スマホのキャリアメールからWebメールサービスに送ったり、もちろんWebメールサービス同士でもデータの送受信が可能です。
添付するデータ容量に上限はありますが、送りたいときにすぐ送れる便利な方法といえるでしょう。
転送方法の種類はさまざま!長所を理解してスマホとパソコンを思いっきり活用しよう
スマホ・パソコン間のデータ転送にはさまざまな方法があります。
転送方法によって長所も異なるので、用途に合わせて使い分けましょう。
スマホのデータをパソコンに移行するのは作業に役立つだけではなく、バックアップをとることにもなります。
予期せぬタイミングでスマホに不具合が生じ、大切な写真やデータが消滅してしまうかもしれません。
そんな時のためにも、大切なデータはこまめにパソコンに保存しておくとよいでしょう。
- ・USBケーブルを使えば、インターネット環境がなくてもファイル・データが転送できる
- ・SDカードはインターネット環境がなくてもファイル・データの転送ができるが、少し手間がかかる
- ・クラウドサービスならオフライン上での作業を必要とせずファイル・データを転送できる、写真アプリも便利
- ・Bluetoothを使った転送方法ならスマホとパソコンのみで手軽に行える
- ・AndroidとiPhoneのそれぞれに対応しているファイル転送アプリを使うのもおすすめ