ポケットWiFiにおけるjcomの立ち位置
1.jcomとは何か
数あるインターネット関連会社の中でも、業界で働いてる方以外ではjcomという名前そのものを聞いたことのある方は少ないかもしれません。jcomはジュピターテレコムの略称でケーブルテレビをメインの事業として提供している会社です。マスコットキャラクターとして、ざっくぅを起用してCMを行っています。ケーブルテレビは、ネットとテレビ回線が複合されているものであり、特に電波状況としてアンテナの設置が行えない場所に無普及してきました。今では、建物そのものに回線として普及する場合が多く、通常のテレビ番組の他にスカパーと同様のチャンネルを楽しめるとして人気があります。もちろん、地域として対応していれば、固定回線とも併用できるため、テレビ番組はjcom、ネットは固定回線など使い分けも行うことが出来ます。これらの知識をふまえた上でここでは、jcomのポケットWiFiについて見て行きましょう。
2.jcomのポケットWiFi
ジュピターテレコムという名前のみでは判断がつかないかもしれませんが、jcomはauの関連会社であり、提供しているポケットWiFiはWiMAX2となっています。その為、何社もあるポケットWiFi提供会社の中でもサービスの質や速度に関してはレベルが高く、auの携帯電話が使用できる場所では、問題なく使用できる場合が多いです。しかし、ポケットWiFiのデメリットである電場の強度が場所によってかなり異なること、WiMAXの弱点である室内の電波状況の弱さも場所によって変わる為、実際の使用に耐えうるのかという点は不明であることなどを考慮しなくてはなりません。また、WiMAXに関して言えば、レンタルサービスなどで本当に自分の住むエリアで使用することが可能なのか確かめることができるのでポケットWiFiの契約は、値段・電波状況・通信速度などの要素を見直したうえで契約するといいでしょう。ちなみに、jcomを自宅に引いた際には、jcomで選んだサービス内容によってはauの携帯電話に割引が入るスマートバリューを組むことも可能です。
3.au関連会社として
jcomのサービスは、徐々に拡大傾向にあります。auの関連会社として、元々行っていたケーブルテレビ事業を始めとして、ポケットWiFiの契約も可能になってきました。また、格安SIMに移行傾向であるスマホユーザーに対してのサービスも開始する可能性があります。UQコミュニケーションズのサービスと似た部分もありますが、テレビに関してはau関連会社の中でも特に優れています。その為、jcomの今後の展開が関連会社にどのような影響を与えるのか見極めていきましょう。