「認証に問題」Wi-Fiに接続できないときの対処法は?段階別に改善策を紹介
スマートフォンやタブレットをWi-Fiに接続したいのに、「認証に問題」や「パスワードが違います」と表示されてしまいインターネット接続ができない…という経験ありませんか?
昨日まで問題なく使えていたのに突然Wi-Fi接続ができなくなってしまうと、仕事や生活に大きな影響が出てしまいます。
この記事では、Wi-Fi機能が突然エラーになってしまった場合の対処方法や解決方法をご紹介します。
段階別に解決法を案内していきますので、順を追ってトライしてみてください。
Contents
【第一段階】Wi-Fi接続時スマホ・タブレットに「認証に問題」と表示されてまず最初にとる対処法
「認証に問題」と表示されてWi-Fiネットワークに接続されないときに、まず最初にトライすべき対処法をご紹介します。
この段階で解決できるケースが非常に多いので、焦らず落ち着いて対処しましょう。
SSIDとパスワードを確認して正しく入力する
まずは、現在接続しようとしているWi-Fiルーターの「ネットワークSSID」と「パスワード」をしっかりと確認し、正しく入力してあるか見直しましょう。
AndroidスマホやiPhone、タブレット、パソコンなどをWi-Fiに接続するときに、自分の意図せぬネットワーク機器に繋がってしまっている可能性があります。
スマホ本体の「設定アプリ」からWi-Fi接続設定画面を開いて、現在接続済みのWi-FiアクセスポイントのSSIDとパスワードが正しいか確認してください。
また、接続情報に誤りがないのに接続ができない場合は、無線接続情報を設定し直してみましょう。
一度保存済みネットワーク情報を削除し、もう一度接続し直してパスワードを正しく入力すればインターネットが復活するケースがあります。
スマホ・タブレットを再起動する
不具合の原因がiPhone端末やAndroid端末、タブレット端末本体にある場合は、端末の再起動で解決できます。
端末内部の一時ファイルによる軽微な不具合などであれば、電源を入れ直したり再起動したりすることによってネットワーク通信が復旧するでしょう。
また、端末の機内モードをONにした後にすぐにOFFする方法もおすすめです。
機内モードによって簡単に端末のネットワーク情報をリセットできるので、再起動より手軽な方法といえます。
無線LANルーターを再起動する
無線LANルーター自体の何かしらの不具合でIPアドレスが正常に送られてこない場合、IP設定エラーとなって使用端末がインターネットに接続できなくなってしまうケースがあります。
SSIDとパスワードも問題なし、端末の再起動もトライした、それでも復旧しない場合は、無線ルーターとモデムの再起動を試みましょう。
無線LAN機器やモデムの再起動は、電源コードの抜き差しで行います。
電源抜いて切断し、5分ほど放置したあと、再度電源コードを接続すると再起動完了です。
【第二段階】Wi-Fi接続時スマホ・タブレットに「認証に問題」とまだ表示されているときの対処法
ネットワーク設定情報に間違いがなく、端末やルーターの再起動をしてもまだ「認証に問題…」と表示される場合、次の対処法を試してみてください。
Wi-Fiの周波数を確認する
現在使用しているスマホやタブレットが古いタイプだと、最新規格の周波数である5Ghz帯にWi-Fi対応していないことがあります。
最新の無線LANルーターは、2.4Ghz帯と5Ghz帯の2つのSSIDがついているものがほとんどです。
使っている端末が古いものであれば、しっかりと2.4Ghz帯のネットワーク名に繋いであるか確認しましょう。
また、2.4Ghz帯は家電製品にも共通した周波数です。
家電製品の周波数に影響されないように注意する必要もあります。
無線LANルーターの接続可能台数を確認する
無線LANルーターには、接続できる機器の最大接続台数というものがあります。
機器接続台数が最大を超えると「認証に問題」と表示されてしまうのです。
接続台数にはスマホから操作できる電球やエアコンなども含まれるので、IoT製品を活用している人は注意が必要です。
スマホ・タブレットのOSを最新にする
使用している端末のOSが最新のものでないと、Wi-Fiの認証がうまくいかない場合があります。
使用端末のOSを確認して最新版に更新しましょう。
また、OSのアップデートにはWi-Fi環境が必要なので注意が必要です。
【第三段階】Wi-Fi接続時スマホ・タブレットに「認証に問題」と表示されたときの最終手段
多くの場合、前述した接続設定や接続手順で解決されることがほとんどですが、ごくまれにそれでもインターネットが復旧しないケースがあります。
その場合、以下の対処法をトライしてみましょう。
無線LANルーター本体の設置場所を変える
家電製品の周波数の影響を防ぐために無線LANルーターの設置場所を変えてみましょう。
とくに電子レンジからは強烈な電波が出やすいので注意しなければなりません。
アクセスポイントを使用端末へ電波の届きやすい場所に変えることによって、改善される可能性があります。
セキュリティソフトを確認する
フリーの無線スポットなどに勝手に接続されるのは危険を伴うため、セキュリティソフトによってWi-Fiへの接続が停止されている可能性もあります。
そのため、一時的にセキュリティソフトを停止した後でWi-Fi設定ができるか試してみましょう。
なお、セキュリティソフトには、ノートン、マカフィー、ウイルスバスター、ウイルスバスタークラウド、Windows Defender(Win10)などがありますが、それぞれ停止方法が異なります。
一旦停止した後は、再度有効化することを忘れないように注意してください。
サポートセンターやサービスセンターに問い合わせる
前述した全ての対処法を試したけれど解決されないという場合、Wi-Fi回線や端末自体に何らかの大きな不具合が生じている可能性もあります。
不具合が疑われる場合は、契約先のサポートセンターやサービスセンター、販売店などに修理や保証の扱いについて確認してみましょう。
また、利用料金をうっかり支払い忘れてしまって利用停止されている可能性もありますので、支払状況についても一度確認することをおすすめします。
【番外編】ポケットWi-Fi接続時に「認証に問題」と表示されたときの対処法
ご自宅の無線ルーターではなく、ポケットWi-Fiを使用していて「認証に問題」となってしまった場合、ポケットWi-Fiならではの原因も考えられます。
まず、ポケットWi-Fiは全国すべての場所で利用できるわけではありません。
地域によってはサービスエリア外になってしまう場合があるので、契約会社のHPでエリアを確認してください。
また、ポケットWi-Fiには通信制限が設けられている場合がほとんどです。
定められた容量を超えると速度制限がかかり通信速度が著しく低下します。
通信制限容量はご自身が契約したポケットWi-Fi利用設定プランによって異なりますので、こちらも契約会社のHPで確認が必要です。
意外と簡単に「認証に問題」は解決します!
スマホやタブレットにWi-Fiを接続するときに「認証に問題」と表示されたときの無線ネットワーク設定の改善方法をご紹介してきました。
使用している端末やルーター、キャリア(ドコモなど)によって細かい設定手順や接続方法、LAN設定方法は異なりますが、大まかな方法は概ね同じです。
接続に問題が生じた場合は是非今回紹介した対処方法を参考にしてみてください。