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アメリカの携帯キャリアについて考慮したいこと

 2017/03/14 海外通信事情  

1.アメリカの携帯キャリア

 日本国内では、大手3社のdocomo・au・softbankの携帯についてある程度知っていれば、パケット料金でもはなし放題でも、その料金の仕組みなどについて悩むことはありません。プラン同士を比べてみても大き過ぎる違いはなく、どの会社を選んでもある程度理解することができます。しかし、アメリカの携帯会社は異なります。料金プランから料金そのものの設定まで各社任せです。その為、主にT-Mobile、AT&T、Sprint、verizonの4つの会社がアメリカで事業を行っていますが、各社で開発した料金プランや仕組みで客層を奪い合うという形なので、日本のような同調性は皆無です。場合によっては、市場と利用者の独占的な状況にも陥ることが想定されますが、それでもサービス的に負けた方が悪いという風潮の方が企業性に色濃く出ています。これらの知識をふまえて、ここではアメリカの携帯キャリアについて考えてみましょう。

2.日本との違い

 アメリカでもっともユーザー数の多い会社はverizonであり、そのユーザー数は1億人以上にも及びます。現在の日本の人口で考えてみると、国民の大半が1社の携帯電話を利用しているというかなり特殊な状態ですが、アメリカの人口は3億人であり、日本の大手3社でユーザーを取り合う状況とかなり似ている状態となっています。しかし、日本の携帯電話事情と同じく、各社でインフラ整備を行っているため場所によっては特定の企業の端末しか使えないこともあります。また、日本国内に比べて最も異なる点は端末による差があまり生まれないこととプランが各社によってかなり違うということです。これは、公平性を保つというよりも「他社に負けられない」という理念が強く、商品を販売する側もそれをわかっている為、携帯電話の性能によって選ぶ会社が左右されることは殆どありません。最も細かく言えば、多様な機種を扱っているかどうかの差はありますが、日本ほどの劇的な差は皆無となっています。料金やプランに関して言えば、各社の料金の仕組みを日本以上に理解する必要があるということを覚えておきましょう。

3.多様性と国民性

 携帯電話の選択肢の広さという点に着目すると、日本ほどアメリカでは企業間の差はありません。また、日本と同じく電波の強度は各社によってバラつきがありますが、プランについては各社独自のものであり、常に他社との価格競争が行われている実状が在ります。日本では1社だけが特別な価格で勝負するという状況が極めて稀なのは、法律そのものもそうですが保守的な国民性も関係しています。そう言った観点からアメリカの携帯電話を見てみると多様性は日本よりも豊富だと言えるでしょう。

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