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テザリングの基本と通信量の確認方法・消費を抑える節約のコツについて解説

「テザリングを使いたいけれど、通信量を使いすぎてしまう」と悩んだ経験はありませんか?

屋外やフリーWi-Fiがない場所でもスマホのテザリング機能を使えば、パソコンなどの端末にすぐにインターネット共有をすることができます。

しかし、スマホのテザリングは利便性には優れていますが、通信量が多くなってしまうため速度制限の原因にもなってしまうのです。

この記事では、テザリングの通信量が気になるという方に知ってほしい通信量を抑える4つの方法を解説していきます

テザリングの詳細と通信量の確認方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

テザリングの基本についておさらい

そもそもテザリングって何?と思っている方も多いかもしれません。

まずはテザリングの基本について解説していきます。

 

テザリングとは

テザリングとは、スマートフォンなどのデータ通信を利用して外部機器をインターネットに接続させる機能のことです。

ゲーム機やパソコンなど、Wi-Fi環境でないとデータ通信ができない端末もこの機能を使えばどこでも自由にインターネット回線が使えるようになります。

外出先でWi-Fiがない!と困った経験がある方も多いかと思いますが、テザリング機能があればWi-Fiの場所をいちいち探すことなくスマホひとつで問題が解決するのです。

 

テザリングの種類

テザリングには「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」と3つの接続方法があります。 それぞれの特徴は以下です。

  • 【Wi-Fiテザリング】Wi-Fi機能を用いてインターネットを共有する方法。無線で接続できる。バッテリーの消費が多い。対応機種が多い。
  • 【Bluetoothテザリング】Bluetooth機能を用いてインターネットを共有する方法。無線で接続できる。バッテリーの消費が少ない。通信速度が遅い。
  • 【USBテザリング】USBケーブルを用いてインターネットを共有する方法。有線で接続する。利便性が低い。通信速度が安定している。

対応機種が多いこともあり一般的によく使われるのはWi-Fiテザリングですが、BluetoothテザリングとUSBテザリングにもそれぞれメリットがあります。

Bluetoothテザリングはスマホのバッテリー消費を抑えることができますし、USBテザリングは3種類の接続方法の中で一番通信速度が安定しています。

テザリングを使うシーンに合わせて最適な接続方法を選択しましょう。

 

テザリング=スマホのデータ通信量が増える

テザリングを使っていて、スマホの速度制限がかかってしまったという経験はありませんか?

スマホのテザリング機能は、通信機能を持つスマホ(親機)のデータ通信を使用して、通信機能を持たない外部機器(子機)がインターネットを利用するため、子機でデータを使いすぎると親機の方で速度制限がかかります

普段からテザリング機能を使っていても通信量をあまり消費しない操作しかしていないのであればそれほど影響はないのですが、テザリング接続状態のパソコンやタブレットで動画を見たり、システムやアプリのアップデートを行うと多くのデータ通信量を消費してしまうのです。

スマホがどんな容量プランに契約しているかにもよりますが、テザリングを頻繁に使うと速度制限がかかりやすくなると思っておきましょう。

 

テザリングとモバイルWi-Fiはどっちがお得?

小型のモバイルWiFiルーターに端末を接続することで、どこでもWi-Fi環境にできるという接続方法もあります。

接続方法としてはテザリングによく似たデータ共有の仕方です。

インターネットを接続するときにはモバイルWi-Fiとテザリングどちらを利用すれば良いのでしょうか。

どちらにもメリットがあるため、より自分にメリットのある方を選ぶようにしましょう。

 

テザリング機能がおすすめな人の特徴は以下です。

  • 色々な場所でインターネット環境を作りたい
  • ルーターを持ち運ぶのが面倒 インターネット環境は短時間あればいい

モバイルWi-Fiがおすすめな人の特徴は以下です。

  • 外出先や屋外で長くパソコンやタブレットを使いたい
  • スマホの電池使用量が気になるけれどモバイルバッテリーを持ち歩くのは面倒

 

テザリングは手軽にインターネット共有できるのが特徴で、短時間にサクッと使いたい人に適しています。

モバイルWi-Fiは契約やルーターを持ち運ぶ手間がかかっても、ガッツリ外でインターネットを使いたいという人におすすめです。

 

テザリング通信量の目安とは

テザリング機能を使うと、当然のことですが親機のデータ通信料は減っていきます。

では、具体的にどれくらいの通信量がかかってしまうのでしょうか?

行動別に消費されるデータ使用量についてまとめました。

 

■パソコン通信データ量の目安

行動 通信量の目安
パソコンでYahoo!トップページの閲覧 0,4MB
パソコンで300字程度のメール 0.005MB
パソコンで300字程度+写真添付メール 3MB
画質720pでYouTube視聴 約 0,7GB/h
画質1080pでYouTube視聴 約 1,3GB/h
LINEでの音声通話 約 0,02GB/h
LINEでのビデオ通話 約 0,3GB/h

参考元:https://www.rental-store.jp/communication/indication.html

こちらの通信料の目安は、パソコンを使用して行動したときの通信量です。

スマホやタブレットなど、使用端末によって消費通信量は異なります。

YouTube視聴の消費通信料は画質によって違いますが、だいたい1時間で1GB使用。

LINEやSkypeでテレビ通話をする場合も、音声通話より多くの通信量を使用することがわかりますよね。

親機であるスマホの通信量を抑えたいなら、テザリング接続している子機で通信量を多く消費する行動は避けておいた方が良いでしょう。

 

【キャリア別】テザリング通信量の確認方法

テザリング機能を使って動画などを視聴すると親機スマホの通信料を大きく消費することがわかりました。

なにも気にせずテザリング機能を使いすぎてしまうと親機スマホに速度制限がかかってしまうこともあります。

速度制限を防ぐにはこまめに使用通信量を確認しておくことがおすすめです。

確認方法はキャリアや格安SIMによって異なりますので、使っている携帯会社別の確認手順を知っておきましょう。

ここでは、ドコモ・エーユー・ソフトバンクの3キャリアの通信量確認方法を解説します。

 

docomo(ドコモ)

  1. My DoCoMoにログイン
  2. ログイン後のページに当月の通信量が表示される

ドコモユーザーは事前にMy DoCoMoに登録しておきましょう。

登録後にマイページにログインすることができ、トップページから通信量が確認できます

表示される通信量は当月分のみ。先月分の通信量を知りたい時は詳細から確認可能です。

 

au(エーユー)

  1. 「My au」にアクセスし、ログイン
  2. 「利用状況」の「データ利用料」をタップ
  3. 「詳細」をタップ

My auはブラウザからログインすることができますが、アプリからログインすることも可能です。

契約内容の確認にも便利なので、アプリのインストールをおすすめします。

どちらも事前に登録しておく必要がありますので、通信量を確認する前にアカウント登録をしておきましょう。

 

Softbank(ソフトバンク)

  1. My Softbankにアクセスし、ログイン
  2. 「メニュー」→「使用量の管理」をタップ
  3. 「利用状況」→「詳細をみる」をタップ

My Softbankはアプリではなく、ブラウザのみとなっています。

こちらも登録が必要なので事前に行っておきましょう。

ドコモ・エーユー・ソフトバンクそれぞれの確認方法を紹介してきましたが、いずれも確認できるのはスマホの全体の通信量です。

テザリング使用時の通信量のみを確認することはできません

 

テザリング通信量を節約するには?試してほしい4つの方法

契約しているスマホのデータ容量によっては、少しテザリングを使っただけで速度制限がかかってしまうこともあります。

速度制限がかかると快適にインターネットを楽しむことができなくなるため、制限がかからないよう通信量の節約をすることがおすすめ。

テザリング時の通信量を節約する4つの方法がありますので、ここで解説していきましょう。

 

iPhoneの「省データモード」を活用

iPhoneユーザーなら「省データモード」を活用して節約することができます。

省データモードにしておけばアプリの自動ダウンロードやアップデート、動画の自動再生などが制限されるため、気付かない間に通信量を多く消費しているという事態を防ぐことができるのです。

 

PC・Androidで「データ通信量の上限設定」を行う

パソコンやandroidスマホからデータ通信量の上限設定を行うことができます。

テザリング機能を使ってパソコンで作業する場合も、パソコン上で上限設定をしておけばデータを使いすぎた場合に通知がくるようになるので、安心です。

androidスマホで上限を設定しておけば上限を超える通信量は消費されませんので、テザリングによって通信量を使いすぎるということもありません。

 

Windows10なら「従量課金接続」に設定する

パソコンを使用する場合は、従量課金接続の設定をしておくことがおすすめ。

この設定はWindows10のパソコンにのみある設定です。

Windows8などにはありませんので注意しておきましょう。

従量課金接続を設定すると、バックグラウンド通信が一部制限され、データ量の節約になります。

また、パソコンの自動アップデートを抑制できるので、設定しておくと安心です。

 

従量課金接続への設定方法は以下です。

  1. 設定からネットワークとインターネットを選択
  2. Wi-Fiから既知のネットワークの管理を選択
  3. 使用中のWi-Fiネットワークからプロパティを選択
  4. 「従量制課金接続として設定する」をオンにする

 

Macなら「AppStoreの自動更新」をOFFにする

Macを使っている方はAppstoreの自動更新がONになっていないかチェックしておきましょう。

Appstoreの自動更新をONにしていると、自動でアプリのアップデートを行うため多くの通信量が消費されます

テザリング機能を使ってアプリのアップデートをすると、気付かない間に通信量が上限に達してしまうこともあります。

自動更新をOFFにしておけば自動でアップデートを行うこともありませんので、アップデートによる通信量の使い過ぎを防止できます。

 

用途によってテザリング・モバイルWi-Fiを使い分けよう

外出先や屋外でもパソコンやタブレットを使いたいという方におすすめのテザリング機能。

普段使っているスマートフォンを持ち歩くだけで、他の機器は必要ないため手軽にインターネット環境を手に入れることができます。

屋外で頻繁にテザリング機能を使うと通信量の消費が多くなってしまうため、普段からよくインターネットをするという人にはモバイルWi-Fiが最適

モバイルWi-Fiなら通信量の上限をテザリングほど気にせずに済むため、動画再生もアプリのアップデートも問題なく行えるでしょう。

テザリングとモバイルWi-Fiはそれぞれ特徴が異なりますので、使用するシーンに合わせて使いやすい方を選択しましょう。

 

まとめ
  • テザリングは屋外でもパソコンやタブレットをインターネット接続できる機能
  • テザリングはスマホのデータ通信量を消費する
  • 通信量が気になるなら通信量の上限設定や省データモードを活用して節約しよう
  • テザリングとモバイルWi-Fiの特徴を理解して、使用シーンに合わせて使い分けることがおすすめ

 

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