【Yahoo!スコアとは】判定基準やメリット・デメリットを徹底解説

2019年7月1日から運用開始されたYahoo!スコアをご存知ですか?ニュースやSNSで見たから名前は聞いたことがあるけど、詳しくは知らないという人も多いかと思いでしょう。
この記事ではYahoo!スコアの詳細や判定基準、メリット・デメリットについて徹底解説していきます。今後幅広く普及することを考え、Yahoo!JAPAN IDユーザーは今からYahoo!スコアについての知識を高めておきましょう。
Contents
Yahoo!スコアとは
Yahoo!スコアは2019年7月から始まったサービスです。当初は2018年内にサービス開始予定としていましたが、一部の外部企業との実証実験を重ね2019年に実現しました。
利用者の多いYahoo!JAPANが持つビッグデータから、ユーザーの優良度を判定します。判定するのはヤフー株式会社で、判定された優良度はYahoo!JAPANID連携企業間で共有されます。
悪用されるのでは?と考える人も多いかと思いますが、大手企業のYahoo!JAPANのサービスであるため、悪用の恐れはないでしょう。 Yahoo!スコアはユーザーへの特典・サービス改善・コンテンツの最適化などの利用目的に限定されています。 Yahoo!JAPANに格付けされて嫌だとの声もありますが、優良度が高ければ特典がつくため悪いことではありません。もちろん個人情報保護法が適用され、個人データは当人の同意なくYahoo!パートナー企業からは閲覧できません。
閲覧できるのはスコアデータのみで、プライバシーは守られるので安心してくださいね。
Yahoo!スコアの判定基準
前述したように、Yahoo!スコアはユーザーのさまざまな観点から優良度が判定されます。では、どんなポイントによって優良度が決まるのか、判定基準について見ていきましょう。
本人確認
1つ目の基準は本人確認の有無です。
Yahoo!JAPANIDに自分の氏名・住所・電話番号・メールアドレスのすべてを登録しているかがチェックされます。電話番号とメールアドレスを登録している場合は、その有効性についても確認されます。 Yahoo!JAPAN利用度合いだけでなく、Yahoo!JAPAN提携サイトに氏名や住所が登録されているかどうも判断基準です。
信用行動
2つ目の基準はYahoo!JAPANへの信用情報です。
Yahoo!JAPANへの支払いを滞納していないか、また過去に支払い滞納があった場合の滞納回数などの信用行動度合いがチェックされます。 その他にもYahoo!JAPANが運営するヤフオクでの評価、ヤフー知恵袋での活躍度、Yahoo!JAPANの利用規約に違反していないかなども判断基準となります。
消費行動
3つ目はYahoo!JAPANサービスへの消費行動です。
Eコマースサービス・Yahoo!ウォレット・Yahoo!JAPANカードでの利用金額が判断基準となります。 Yahoo!JAPAN提携サイトでのショッピングをすると、購入金額で優良ユーザーかどうかの判断がされます。
Yahoo! JAPANサービス利用
4つ目はYahoo!JAPANと提携しているサービスの利用データです。
提携しているサービスには無印良品・電子貸本レンタ・ファイアーストレージなどがあります。提携しているサービスの利用状況がチェックされます。
利用するユーザーメリット
Yahoo!スコアを利用する上でのユーザーメリットは、スコアの優良度が高くなればなるほど大きくなるようです。優良度の高いユーザーには提携企業から特典がもらえますので、優良度が高い人はお得になります。
また提携企業でサービスを利用するとき、優良度が高いユーザーには特別料金を提示するということもあります。開始直後は2社ほどしか特典付与を行っていませんが、今後特典付与を行う提携企業がどんどん出てくるかもしれません。
ランサーズやクラウドワークスを利用しているフリーランスの人も多いでしょう。Yahoo!スコアはこの2つのクラウドソーシングサービスでも活用され、スコアの優良度の度合いによってさまざまなメリットをもたらすとされています。 ランサーズでは優良度の高いフリーランスを抽出し、その人の希望条件に合ったクライアントをマッチング。フリーランス・クライアント双方にストレスのない仕組みをYahoo!スコアによって実現しています。
Yahoo!スコアはクラウドワークスユーザーの利用頻度を確認。利用頻度の高いユーザーに優先的にオファーすることで、クライアント・ユーザーどちらも納得できるマッチングを目指します。優先的にオファーしてもらえることで、優良案件を受注できるユーザー向けのメリットを得られます。 Yahoo!スコアはクラウドソーシング上の仕事発注者である企業向けのメリットもあるため、ユーザーと企業の双方の利用者がメリットを得ることができるでしょう。
利用するユーザーのデメリット
Yahoo!スコアを利用する上でのデメリットは、優良度が高くないとメリットを全く得られない点でしょう。
特典の付与・料金割引の特典・クラウドソーシングサービスでの優先的オファーなどがメリットとして挙げられましたが、いずれも優良度の高いユーザーに限られたことです。
Yahoo!JAPANの利用、またはYahoo!JAPAN提携サービスを利用する場合は、今後提携企業からの特典が増えることが予想されます。もしYahoo!スコアによるメリットを得たいなら、スコアを上げておいた方が良いでしょう。
Yahoo!スコアの判断基準は前述したように、本人確認の登録率・Yahoo!JAPANでの信用行動・Yahoo!JAPANでの消費行動・Yahoo!JAPANサービスの利用頻度から判断されます。まずは、すぐにできる本人確認の登録から行っておくと良いでしょう。
スコアをつけられたくない人は?
Yahoo!JAPANIDは持っているけど、Yahoo!JAPANやYahoo!JAPANの提携サイトをあまり利用してない人もいるかと思います。Yahoo!JAPANの利用頻度が低い場合は、スコアの設定をオフにしておくことがおすすめです。
Yahoo!スコアの解除方法は以下の手順です。
【1】Yahoo!JAPANのマイページを開く
【2】「Yahoo!スコアの作成・設定」に移動
【3】作成・設定のチェックをオフにする これで完了です。
途中でYahoo!スコアを止めたいとなった場合は、上記の作成・設定のオフだけでなく提携サイトへの提供停止も行っておきましょう。
提携サイトへの提供停止方法は以下の手順です。
【1】Yahoo!JAPANのマイページを開く
【2】「プライバシー・メール設定」を開く
【3】「各アプリケーションの利用項目」を開く
【4】提携サービス一覧が表示されるので、提供停止したいサービスのチェックを外す これで完了です。
スコアはいつでも設定を変えることによって削除可能です。削除してしまえば提携サービスに情報が共有されることもないため、必要がなければ設定にてオフにしておきましょう。
Yahoo!スコアは利便性を高められるサービス
Yahoo!スコアは優良度が低い場合は恩恵が受けられないものの、優良度を高めることでさまざまなメリットを受けることができます。今後提携企業からの特典が増えれば、優良度が高いことで得することも多くなるでしょう。 優良度が低い場合はここで紹介したスコアの判定基準を参考にし、優良度が高くなるようにしてみてくださいね。
Yahoo!スコアは提携サイトに情報提供され、ユーザー情報に基づきさまざまなサービスを展開する予定です。ネットを通じて利便性の向上を目指せるため、多くに人にとって便利なサービスとなるでしょう。