キャリアの通信制限とニーズ
スマホを使用している場合、キャリアからの通信制限を受けた人は少なくはないでしょう。また、スマホは契約の段階から端末に付随させるパケット容量を任意で決定できますが、その容量も自分の通信量がわかっていない場合、選択肢が広すぎるため、必ずしもニーズに沿った容量にはなっていません。では、キャリアそれぞれで通信制限に差はあるのでしょうか。今回はキャリアの通信制限についてみていきましょう。
1.横並びの料金とサービスの差異
最近では、docomo・au・Softbankの製品であれば、昔ほど大きな差はありません。もちろん、キャラクターや耐水・耐衝撃などに特化した端末を扱っている業者は限られてきますが、iPhoneやXperia、galaxyなどは3社すべてが取り扱っています。それに関連して言えば、スマホの料金体系は、大手3社が契約もとであれば、あまり変わりはありません。むしろ、料金を比較してみるとほぼ横並びといえる状況です。最も、格安SIMで大きな力を誇るUQコミュニケーションズとワイモバイルはどちらも、大手通信業者と提携していますが、契約料金そのものは人によっては半額以下になることもあります。また、大手3社は3社とも独自の光回線を持っており、家族単位での契約が推奨されています。家族単位で同一の企業のサービスを使用することによって、月々の料金に割引が入る仕組みとなっているためです。そのため、家族単位で同一の会社と契約しているため、他社に移りにくくなるというデメリットもあります。
2.各社の通信制限について
結論から言えば、現在の各社の仕組みでは、課金とサービス内容によって通信制限はすぐに解除することが可能です。特に各社で名前が異なりますが、通信制限に達するたびに1GBの通信容量をむせ現に加算していく内容のものには非常に気を付けてください。任意で解除できるサービスではありますが、1GBの通信量を加算するごとに1000円ずつ加算されていきます。もし、これが無制限となった場合にはどうなるでしょうか。携帯電話の料金の支払いの遅れは、滞納や遅延に並ぶ金融事故です。その為、支払いに関する猶予はあるかもしれませんが、文字通り携帯電話の代金を支払えないという状況は社会的な地位やステータスを著しく低下させます。また、通信制限を解除した場合の当月の料金を一度確認してみましょう。4000円や5000円以上使用しているのであれば、光回線やポケットWiFiを契約したほうが結果として安価という状況になります。キャリアでの通信制限の解除方法に違いはありませんが、解除時の選択肢を間違えないように気をつけましょう。