海外のスマホと日本のスマホ市場を対比してみる
1.日本のスマホ市場
日本のスマホの流通は、ほぼ3大携帯事業者であるdocomo・au・softbankが独占しており、新規の携帯電話や格安スマホと呼ばれるものであってもこの3社の影響力からは逃れられません。また、スマホのOSに着目してみると、AndroidユーザーはiPhoneユーザーのほどしかおらず3割程度に留まります。その為、iPhoneなどの方がスマホカバーやフイルムが非常に豊富となっています。世界から見ると、Android端末は安価で有る為に人気が高く、Apple製品のiPhoneは高価で有る為、品質が高いとされています。しかし、日本ではiPhoneとAndroidは、同じ土台で競い合い製品であり、金額的な差はさほどありません。そして、日本の市場の特徴としては、海外ではdocomoなどの特定の会社の名前を聞くことは殆どないでしょう。韓国ならSamsung、アメリカならAppleと世界でもシェアとして優位である会社は日本にはありません。こうした事情も踏まえつつ、海外のスマホ市場を考えて行きましょう。
2.海外のスマホ市場
海外のスマホ事情は日本と構図的にはかなり似ています。どこの国でも特定の会社がシェア争いをしており、特にアメリカにおいては横並びの料金設定にはなっておらず弱肉強食という面がつよく、選ぶ企業によっては全く料金体系やサービスも異なります。特に、アメリカは最もシェアのある会社としはベライゾン、時点でAT&T、Softbankが回収したSprintなどが並びます。アメリカに行ったことのある方や海外のスマホ事情に詳しい方は聞いたことがあると思いますが、殆どの方にはなじみのない会社名でしょう。また、世界のシェアにおいては、SamsungとAppleが僅差で1、2位のシェアを取っており、Appleの製品のみでシェアトップ10以外のその他の製品のシェアと同等のシェア数があります。近年では、レノボなどの勢いが下がり、LGやHuaweiなどのシェアが伸びつつあり、2017年が終わるころにはその勢いは更に増していると言えるでしょう。
3.日本と海外の違い
日本と海外は、スマホの普及率や企業の状況などを考えると名前や場所が違うだけで、シェア率の争いが各地で起こっています。また、日本のように横並びの料金体制というのは世界でも珍しいですが、他の企業と競い合うという風潮はない為、世界の企業とシェア争いをするという状況はかなり難しいでしょう。また、世界の情勢からすると、中国企業の進出がめざましいですが市場の動きというよりも国同士の関係に影響を受けやすい為、自分が使用するメーカーや企業は考えましょう。