速度・通信制限なしのポケットWiFiはある?おすすめ解除方法とは
どこでもスマートフォンやパソコンをインターネットに繋げることができるモバイルWiFiルーター。スマホの月額料金をおさえるために使っているという人や、外出先でも仕事をするために持ち歩いているという方は少なくありません。
そんなポケットWiFiですが、速度・通信制限はあるのでしょうか?
今回の記事では、ポケットWiFiの速度・通信制限について紹介していきます。
普段ポケットWiFiをお使いの方や、今後契約しようか悩んでいる方はぜひご覧下さい。
Contents
パソコンやゲームにも欠かせない「ポケットWiFi」
仕事にポケットWiFiを使う人もいれば、スマホのアプリゲームをプレイする時に使用する方もいるでしょう。
特に、アプリゲームや動画再生は多くのデータ容量を使います。WiFiに接続をしないままゲームをしたり動画を見ると、あっという間に容量の上限に達してしまうのです。
スマホが制限にかかってしまうと、回線の最大速度が128Kbpsまで落ちて快適なネットワーク接続が不可能になります。
このような状況にならないためにも、ポケットWiFiルーターは通常速度を保つための便利な端末です。
また、固定回線のWiFiよりもモバイル回線の方が料金もおさえられます。
固定回線(光回線)はプロバイダの料金などを含めると月に5,000円以上。スマホの料金を合わせると、10,000円以上かかってしまうことでしょう。
ですが、ポケットWiFiのモバイル回線の場合だと、通信料金は約3分の1はおさえることができます。
利用データ量にもよりますが、一番安いプランを利用すると4,000円以下に月額料金をおさえることができるのです。
固定回線の代わりとしても、十分に利用が可能です。
そのため、普段からネットを利用することが多い方にはポケットWiFiがおすすめ。固定回線の場合工事が必要なので、引越しの機会が多く、固定回線の契約が難しい方にもおすすめです。
ポケットWiFiの利用における不満
固定回線と違って、どこにでも持ち歩くことができるポケットWiFi。格安SIMのスマホと組み合わせて、さらにスマホの料金を安くしているという方も多いようです。
場所を選ばないという点が非常に利便性の高い端末ですが、そんなポケットWiFiにも不満といえるポイントがあります。
それは、「ポケットWiFiの回線速度が遅い」ということ。
ただ、これにはいくつか理由があります。
それは電波干渉をおこして遅くなってしまっている場合や、高速通信の対応エリアから外れてしまっている場合です。
電波干渉に関しては、しばらく待つことで解消される場合が多いでしょう。対応エリアは、事前にどの地域が対応しているかを調べておく必要があります。
しかし、電波干渉が起きている気配もなく、高速通信のエリア内にいるのに遅い時があります。
この場合は、なぜ速度が遅くなっているのでしょうか。
通信制限と通信容量に上限がある
上記2つの理由以外で、回線速度が遅い時は「速度・通信制限」にかかっていることが考えられます。
ポケットWiFiにも、通信制限が存在するのです。通信制限や通信容量には上限があるので、使いすぎてしまうとスマホと同じように制限にかかる可能性があります。
一番安い月間データ量のプランを選んでしまうと、使えるデータ使用量が少ないのであっという間に使いきってしまうかもしれません。
しっかり自分の使用頻度を考慮して、プランを選択する必要があります。
速度・通信制限なしのポケットWiFiはある?
固定回線と同じく、「ポケットWiFiも使い放題だと思っていた」という方は少なくありません。
ですが、実際はスマホのように「通信容量」でプランが分けられている場合がほとんどです。
では、固定回線のようにデータ使用量に上限がなく、制限がかかることがないポケットWiFiはないのでしょうか?
「使い放題」にも速度・通信制限はある
ポケットWiFiには、「使い放題プラン」が存在します。
しかし、その使い放題プランにも実は容量制限がかけられている場合がほとんどです。
WiMAX(ギガ放題プラン)やワイモバイル(Pocket WiFiプラン2のアドバンスオプション加入)では、月間データ量に上限なく利用できます。こういった、無制限プランで契約をすれば制限にはかかりにくいでしょう。
一見、無制限という文字で「制限にかかることはない」と思い込んでしまいそうですが、実は無制限の場合でも制限にかかることがあります。
短期間に一定のデータ容量を超えてしまった場合、一時的な制限がかけられるのです。
これはWiMAX回線やワイモバイルの回線のプロバイダが、回線の混雑を避けるために一時的に制限をかけています。
3日のうちに10GBを使ってしまうと、一時制限にかかってしまうことが多いようです。制限は数時間で解除されます。
YouTubeなどの標準画質の動画を45時間ほど見ると、だいたい10GBです。高画質になると、さらに時間が短くなるので注意する必要があります。
制限にかかる可能性は高くありませんが、無制限プランにも一時制限があることを覚えておきましょう。
auやソフトバンクにも速度・通信制限なしのポケットWiFiはない
auやソフトバンクの携帯会社からも、ポケットWiFiのサービスが提供されています。
しかし、auはWiMAXと同じ回線であったり、ソフトバンクにはそもそも上限のないプランが存在しません。
ポケットWiFiと組み合わせることで、たしかに制限にはかかりづらくなります。
しかし、本当の意味での「無制限」で使用できるポケットWiFiというのは存在しません。
たとえ使い放題のプランだったとしても、制限にかからないため「一度に使いすぎない」などの対処は必要になります。
ポケットWiFiの制限解除方法
ポケットWiFiが制限にかかってしまい、快適にネットを使えなくなってしまったという時はどうすればいいのでしょうか?
制限にかかってしまったという場合は、その制限を解除するという手段が存在します。
おすすめの制限解除方法は2つです。ポケットWiFiを使用している方や、今後契約をしようと思っている方は確認しておきましょう。
無料WiFiスポットを利用して翌月まで我慢
制限を解除するわけではありませんが、対処法として無料WiFiスポットを利用するという手段があります。
今では多くの店舗にフリーWiFiが設置されているため、外出する際はフリーWiFiを探してみてください。普段の制限にかからない対策としておすすめです。
多くの方が利用するため、回線速度はやや遅いかもしれません。それでも、制限のかかった状態よりも快適にネットを使用できるでしょう。
注意点としては、WiFiの利用時間が定まっている店が多いことがあげられます。
無料WiFiに接続してから、一時間後には一度接続が切れてしまう仕様の店が多いようです。しかし、10分後にはまた再接続が可能なので、十分に利用することは可能です。
追加で容量を購入する
契約している会社のプロバイダにもよりますが、制限にかかってしまった場合に追加データを購入できる場合があります。
ワイモバイルでは、500MGごとのデータ追加が可能なので、自分が必要な分だけ追加することができます。500MG、500円です。
月末に制限にかかってしまった場合は、翌月まで我慢した方がいいかもしれません。しかし、早い段階で制限にかかってしまうと仕事に支障がでることもあるでしょう。
その場合は、追加でデータ容量を購入する方法がおすすめです。
知識をもって快適にポケットWiFiを活用しよう
無制限のポケットWiFiも「無制限で使えるわけではない」と知って、ガッカリした方が多いかもしれません。
しかし、速度・通信制限のことを考えながら使用すればお得にスマホやパソコンでインターネットに接続することができるのも事実です。
すでに契約をしているという方は、料金プランを見直すことでより使いやすくなるかもしれません。
また、ポケットWiFiを提供している会社をそれぞれ比較してみたり、高速通信に対応しているエリアの確認をとることで、さらに快適なポケットWiFiの活用ができるでしょう。
あらかじめポケットWiFiの知識をしっかりもって、ポケットWiFiで快適なネットライフを送ってください。