スマホの電波が悪い原因は1つじゃない
1.スマホと電波
スマホは、何も設定せずに置いておくだけでも電波を受信し、通信を行います。また、スマホに最初からインストールされているプログラムでさえ、ネットワークでの端末アップデートを要求される為、電波環境が悪い所ではスマホは役に立ちません。また、スマホの電波は環境によっては街中でも電波が入りにくくなったり、地下鉄においては全く繋がらなかったりもします。地下鉄であれば、WiFiなどが飛んでいる場合も少なくありませんが、それも場所によって大きく左右されます。また、スマホに関連してWi-Fi機器も地下では繋がらない場合が殆どであり、それらの電波の悪さは不具合ではありません。WiFi機器も大手3社のいずれかの電波を拾っているものが殆どであり、LTEが届かないほど電波の悪い状況では衛星電話などでも通信を行うのが難しいでしょう。これらの知識をふまえたうえで、ここでは電波が悪いと言われる状況について焦点を当てていきます。
2.電波と環境
電波は、高層ビルやコンクリートなどの建物に弱く、特にコンクリートでは跳ね返る特性を持っています。また、電波は基本的には直進する為、高層ビルや地下などには入り込みにくいという面がある為、電波を拾えないということがあります。ちなみに、携帯電話はPCと同じように、誤作動もない訳ではないので電波がいきなり入らなくなったと思った場合には、電源を切ると改善することがあります。そして、海や山で電波が拾えないのは人の居住がない為、インフラ整備の必要性がなく電波が届きにくくなっています。また、入り組んだ場所やコンクリの壁で囲まれた場所なども電波が悪くなる原因の1つです。特に、携帯電波のみでなくワイモバイルやUQモバイルなどのポケツトWiFiでも同じように上層階になればなるほど電波は届きにくくなります。
3.環境の改善が望めない場合に考えたいこと
住んでいる環境にもよりますが、どうしても特定の会社のみを使用できないという状況は、現在でもあります。自宅内であれば、光回線の利用を前提としてWiFi機器さえ揃えることが出来れば、電波が安定しない環境においてはかなり頼れる存在となるでしょう。しかし、自宅外では通信出来ないなどの状況が発生しないとも限らないので、料金的な問題とはまた別に格安SIMとキャリアの携帯の住環境での差は自分で体感しないと実感できないという問題もあります。また、店舗によっては契約前に実機をレンタルするサービスもある為、心配な方は店舗に相談するといいでしょう。