格安simにSMSオプションが必要な理由とは?
格安simを契約してスマホを利用する方が増えていますが、格安simには大きくわけて3種類のタイプがあることをご存じですか?
①データ通信sim
インターネット通信ができる。音声通話やSMSは不可。
②SMS付きデータ通信sim
インターネット通信とSMSができる。音声通話は不可。(料金はデータ通信sim+100~200円程度)「SMS付きデータ通信sim」ではなく、データ通信simにオプションとしてSMS機能を付けるという形をとっている事業者もあります。
③音声通話sim
インターネット通信とSMS、音声通話ができる。基本的にはキャリア契約と同様のことが可能。
音声通話ができる・できないは個人の利用スタイルによってはっきりと別れるでしょう。
しかし、音声通話は使わないとして、SMS機能を付ける・付けないという選択は迷う方が多いのではないでしょうか。
○そもそもSMSってなに?
SMS(ショートメッセージサービス)とは、
電話番号のみで70文字程度のテキストメッセージの送受信できるサービスです。格安sim・キャリア間を問わず利用することができます。格安simではデータ通信simに月額100~200円の追加でSMSの機能を利用できます。
格安simでは@docomo.ne.jpといったキャリアメールは利用することができませんが、GmailやLINEなどのツールで代用は可能です。100~200円を追加してわざわざSMSの機能を付ける理由があるのでしょうか?
○データ通信simでもSMS機能をつけるべきたった2つの理由
理由①SMS認証が可能
LINEやショッピングサイトへの登録でセキュリティ対策としてよく使われるのが「SMS認証」です。
「携帯番号を利用するSMSは1台しかない」という特徴を利用して、1人のユーザーが複数のアカウントを作成することができないように制御するセキュリティ対策です。
LINEはFacebook認証でも利用できますが、LINE電話ができないなどの制約があります。
理由②iPhoneのデータ通信に問題が起こる可能性
iPhoneを利用している場合、iOSのバージョンによってはデータsimにSMSが付いているかどうかで通信に影響がおよぶ可能性があります。
iOS6より前のバージョンでは、SMSがないとLTE通信をすることが出来ない仕様でした。iOS7ではSMSがないデータ通信SIMでもLTE通信が可能となりましたが、iOS8では、SMSがないデータ通信simでは通信接続に時間が掛かるような仕様になりました。
このようにiOSのバージョンによってデータ通信に問題が起こる可能性があり、今後のアップデートではどうなるのか予測が困難です。iPhoneを利用したい場合はSMSを付けておいた方が無難といえるでしょう。