格安SIMでガラホは使える?ガラケーとの違い&おすすめSIMフリー端末を紹介
スマートフォンが普及してから数年が経ち、現在ではスマートフォンは当たり前の存在になりました。
ただ、「スマホを使いこなせない」という悩みから、ガラケーのままの人も少なくありません。
ここでは、スマホを使いこなす自信がない人におすすめの【ガラホ】について徹底解説します!
また、「通信費を抑えるために格安SIMにしたいけど設定方法とか難しそう…」と迷っている人に向けて、ガラホを格安SIMで利用する方法も紹介しますので是非参考にしてみてください。
スマホよりもガラケー派の人は必見の内容ですよ。
Contents
ガラホとは
【ガラホ】という言葉を聞いたことがありますか?
Gケータイ(タフネスケータイ)、ガラケー(従来型携帯電話)と似ている言葉なので「スマホの前の携帯のこと?」と思った人も多いでしょう。
ガラホとは、外見はガラパゴスケータイのまま、中身はスマホの機能を取りいれた高性能な携帯のことです。
外見がガラケーのままなのでテンキーはそのまま、フリック入力(指を素早くスライドして、入力する方法)もいりません。
それなのにスマホアプリを使うことができるアイテムので、ガラケーのままスマホ同様にアプリを楽しむこともできるのです!
ガラケーとの違い
ガラホとガラケーは両方とも基本的に通話機能をメインとした携帯電話機という部類の製品となります。
では、ガラホとガラケーの大きな違いは何なのでしょうか。
まずは、搭載されているOSが大きく違います。
ガラホのOSにはスマホと同じAndroidが搭載されていてガラケーよりも高性能となっているのです。
過去に主流であったiモード等のWebサービスではなく、ブラウザなどが搭載されいてよりスマホに近い中身になっています。
また、ネット回線にも違いがあります。
ガラホでは4G回線が利用できるので、ガラケーの3G回線よりも速いのが特徴です。
ネットの速度もスマホと同じスピードで利用できるのはガラホの大きな利点といえます。
すでに大手キャリアが3G回線のサービス終了を発表したこともあるので、これからはガラケーよりもガラホを利用するのがおすすめです。
ガラホで使えるアプリと機能
では、ガラホはどんなアプリができるのでしょうか?
ここではガラホで使えるスマホアプリや機能について解説していきます。
LINE
「LINE」は多くの人が使っているコミュニケーションツールです。
メールではなくLINEアプリでやり取りをする人も非常に多いため、このアプリが使えることで連絡がスムーズにできます。
テザリング
ガラケーは4Gまでしか使えず、Wi-Fiは使えませんでした。ですが、ガラホはWi-Fiも使用可能です。
そして、機種にもよりますが「テザリング」も使用できます。
テザリング機能とは、携帯電話機器がWi-Fiルーターになる機能です。
パソコンやタブレットは通信契約を結ぶか、Wi-Fiがあるところでないと使えません。
しかし、ガラホでテザリングをすることでWi-Fi環境ができ、どこでもパソコンを使えるようなります。
便利なアプリ
ガラホで使えるアプリは、LINE以外にもたくさんのものがあります。
SNS系でいえば「ツイッター」や「インスタグラム」です。
アプリを起動することで多くの人と繋がることができ、トレンド情報をいち早く仕入れることができます。
「ツムツム」や「モンスト」などのゲームアプリも使えますし、動画・音楽再生アプリも使えるのです。
また、amazonや楽天のお買い物アプリも使用可能なので、ニーズに合わせて色々なアプリを楽しむことができるでしょう。
アプリは課金・無料のものがありますが、無料アプリだけでも存分に楽しめますよ。
ガラホのメリットとデメリット
ガラホはスマホアプリを使えるという大きなメリットがあることがわかりました。
ただし、デメリットも存在します。
ここではガラホのメリット・デメリットについて紹介します。
メリット
ガラホの3つのメリットを紹介します。
一部のアプリが使える
前述した通り、ガラホではスマホアプリの一部を使うことができます。
ガラケーではアプリをインストールする機能が備わっていないので、アプリを使えるようになるのは大きなメリットといえるでしょう。
Wi-Fi、テザリングが使える
Wi-Fiやテザリングも非常に便利な機能です。
Wi-Fi環境であれば通信費を気にする必要がありませんし、テザリング機能はパソコンやタブレットを持ち歩く人にとっては重宝します。
ポケットWi-Fiがなくても、ガラホでテザリングを起動すればどこでもWi-Fi環境を作り出せます。
お年寄りでも安心操作
ガラホの一番のメリットは、操作方法がガラケーと変わらないことです。
中身が高性能になりましたが、外見はガラケーのままなのでお年寄りの方でも簡単に操作できます。
これまで長い間ガラケーを使っていたのであれば、そのまま使い続けることができ、新たな操作方法を覚えなくてもスマホに機種変更できます。
スマホの操作方法を教えてくれる専門サービスを展開している会社もありますが、ガラケーに慣れているのであれば、操作性を変えることなくそのまま利用したいですよね。
デメリット
次はデメリットを紹介します。
料金
ガラケーからスマホに替えた人はご存知かと思いますが、スマホはガラケーよりも料金が高くなっています。
そのためアプリをたくさん活用するなどスマホの利点を生かす人でなければ、ガラホはもったいなく感じるかもしれません。
また、スマホの料金はガラケーとは違い、音声通話やデータ通信によっても大きく変わります。
最近は通話かけ放題などの通話定額のプランもあるので、使用状況によってプランを決めましょう。
Webサイトの見やすさ
ガラホは形状がガラケーのままなので、スマホよりも画面が小さいです。
そのためWEBサイトが見にくく、上下左右に何度もスクロールしないと全体が確認できないというデメリットがあります。
料金を安く済ませたいなら格安SIMがおすすめ
ガラケーからガラホにすると、料金は高くなってしまいます。
ですが、格安SIM(格安スマホ)を使えば料金はそこまでかからないでしょう。
ここでは、安くガラホを使うことができる格安SIMについてご紹介します。
格安SIMってなにが違う?
UQモバイルやワイモバイルに代表される格安SIMは、大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)からインターネット・通話の回線を借りています。
そのため設備費用のコストが安く済み、契約者がインターネットや通話の利用料金を抑えて利用できるのです。
また、設備コストの削減のため、大手キャリアのように店舗はなく、サービスも大手キャリアと比べると充実していません。
ですが、日常的に利用する程度なら、格安SIMでも十分に満足できるでしょう。
SIMフリーなら自分の使用頻度によって会社を決められる
スマホやガラホには、SIMカードが必要です。SIMカードには、契約内容など個人の情報が記録されています。
大手キャリアにもSIMカードは入っていますが、簡単には取り出すことができません。大手キャリアには大抵「SIMロック」という、ロックがかかっているからです。
端末にSIMロック解除機能というものはなく、自身の契約しているキャリアでSIMロック解除手続きをしなければなりません。
SIMロック解除方法は各々の契約状況によって異なり、場合によってはSIMロック解除手数料がかかることもあります。
一方、端末を大手キャリアで購入せずに最初からSIMフリー(白ロム)機種として購入すれば、SIM解除のような面倒な手続きは必要ありません。
さらにSIMフリー端末なら、通信会社を自由に選択でき、その機種のまま別の通信会社と契約することもできるのです。(機種や通信会社によって使えないこともありますので、事前に確認することをおすすめします。)
また、格安SIMは格安SIM会社によって料金プランもさまざま。
お気に入りのSIMフリー機種のまま次の通信会社に簡単に乗り換えることもできるのです。
格安SIM事業者には、大手キャリアのような2年縛りを導入していない会社もあるので、より自由な携帯電話の利用ができるでしょう。
おすすめSIMフリーガラホ
ガラケーからガラホに替えようと思っている人におすすめのSIMフリーガラホ商品を紹介します。
前述したように、ガラホをキャリアで購入するよりも、最初からSIMフリーのガラホを購入した方がさまざまなメリットを得られます。
キャリアの縛りに抵抗のある方はSIMフリーのガラホがおすすめです。
ただし、携帯の機種によってSIMサイズが異なりますので、ガラケーSIMのサイズを確認し、それに適合する機種を選ぶようにましょう。
FREETEL「 MUSASHI」
FREETELから販売されているSIMフリーガラホ、MUSASHIは二つ折りの携帯です。
液晶はデュアルスクリーンとなっていて、開いたままでも閉めたままでも操作可能。スマホのようにタッチ操作もできます。
形状はガラケーのようですが、使ってみるとガラケーよりもスマホに近いガラホといえるでしょう。
ただしスマホに近いガラケーといっても、ガラホの機能に過度な期待をしてはいけません。
カメラの画素数やストレージ容量、バッテリー容量などスマホのクオリティーには当然劣るということは覚えておきましょう。
シャープ「AQUOS ケータイ SH-N01」
SIMフリー版のAQUOSガラホです。ボディが、防水・防塵・タフネス(耐衝撃)仕様となっているので安心して利用できます。
また、「タッチクルーザーEX」機能を備えているので、テンキー部分をタッチパッドとしてカーソル操作も利用できます。
NTTドコモ系とソフトバンク系のSIMカードのみに対応していて、au回線には対応していないので、格安SIM会社選びには注意が必要です。
契約を考えている通信会社で、簡易動作確認などで機種別対応周波数をみてもらうと安心でしょう。
また、京セラによって開発されたSoftbankブランドの「DIGNOケータイ」など、SIMフリー端末以外にもおすすめのガラホはたくさんあります。
SIMフリー端末ではないのでSIMロック解除設定が必要ですが、フリマアプリやオークションサイトでも中古のガラホを手に入れることはできます。
ただし注意事項として、購入する際には価格が安すぎない製品をきちんと信用できる出品者から購入するようにしてください。
ガラホの契約は?
ガラケーからガラホに替える場合は、どんな契約をすればいいのでしょうか?
また、3大キャリア(docomo、au、ソフトバンク)から出ているSIMロック携帯を格安SIMで利用する場合は、携帯電話SIMロックを外す必要もあります。
SIMロック解除済みであれば店舗に行く必要はありませんが、会社や機種によっては利用できないので事前に確認しましょう。
ここでは、ガラホの契約について紹介します。
ドコモ
これまでドコモケータイを使っていた、他キャリアからドコモに乗り換える、という人はドコモショップに行って契約し、キャリアSIMを受け取る必要があります。
ドコモではガラケーの頃に利用していた料金プランをそのまま継続することもできますが、スマホの料金プランに変えることも可能です。
スマホ機能がついているガラホに替えることで通信費が大幅に変わる可能性がありますので、どれくらい使用するかの推測を店員に伝え、料金を抑えられるプランを教えてもらいましょう。
au
auもドコモ同様、ショップに出向いて再契約をしなければならない場合があります。
機種によってはauガラケーSIM対応のものもありますので、au携帯電話を使っていてSIMカードをそのまま使いたいなら、ガラケーSIM対応機種を選ぶとよいでしょう。
au端末には先ほどおすすめガラホで紹介したアクオスガラホがあり、この機種であれば専用の料金プランも用意されています。
大手キャリアには、連続通話をしても通話料金が定額の電話かけ放題プランや、ネットワーク利用制限に余裕のあるデータプランなど、複数のプランが数多くあります。
これまでどのように使っていたかを受付で店員に伝え、最適なプランを提案してもらいましょう。
格安SIM会社
「できるだけ料金を抑えたい」という人におすすめなのが、格安SIMです。
格安SIMなら月額料金を安くすることもできますし、ナンバーポータビリティーを使えば今の携帯電話番号そのままで乗り換えることもできます。
ショップに出向いて契約という手もありますが、ネットから契約して、SIMカードを自宅に郵送してもらうという手続き方法もおすすめです。
格安SIMは、なんといっても携帯電話料金が非常に安いのが魅力。キャリアメールが使えない(使えるところもあるが有料)といったデメリットはありますが、LINEのようなツールを活用するのであれば問題ないでしょう。
また格安SIMは電話をするのであれば音声SIMプランを選ぶ必要があります。
楽天モバイルやマイネオなど数多くの格安SIM会社がしのぎを削り、さまざまな回線契約が世の中に存在しています。
格安SIM比較診断などを利用して自身にピッタリの通話SIMを慎重に選んでください。
ガラホでもLINEとアプリが使える
形はガラケーなのに、スマホアプリが利用できるガラホはとても便利な携帯です。
操作方法はガラケーと変わりありませんので、ガラケーを長く使っていたという人でも問題なくスムーズに機種変更できるでしょう。
「使い方はそのまま、中身は少しグレードを上げたい…」という人は、是非この機会にガラケーからガラホに替えてみてくださいね。