格安SIM・ポケットWi-Fiとは?最強の組み合わせを徹底解説!
大手携帯キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)の通信料を払っていると、「もっと節約できないかな」と思ったりしませんか?
実は、格安SIMとモバイルルーターを組み合わせて使用すると、月に数千円程度節約することができるのです。
しかし、格安SIMはデータ量ごとに料金プランがたくさん。取り扱う会社やブランドも多くて、どれを選べば節約できるのか、どれが自分に合ったプランなのか分からなくなってしまいますよね。
そこで今回は、おすすめの格安SIMと一緒に使うモバイルルーターの組み合わせについて徹底解説していきたいと思います!
また、「モバイルルーター」や「ポケットWi-Fi」などの間違えやすい単語についても解説していきます。
Contents
そもそも格安SIMって?
格安SIMとは、その名の通り格安でネットや通話ができるSIMカードのことです。
また、格安SIMは「MVNO」という仮想移動体通信事業者が運営しています。
MVNOは携帯キャリアが保有する通信設備を借りて、ユーザーに通信環境を提供。通信設備を借りているため維持管理コストがかかりません。
そのため、格安でデータ通信をユーザーへ提供できるのです。
SIMの種類は、音声通話SIMとデータ専用SIMの2種類。
SIMフリースマホやモバイルルーターへSIMカードを入れると、家でも外でも気軽にネットを使うことができます。
音声通話SIMは通話とデータ通信ができるので、スマホ向け。データSIMはデータ通信のみなので、主にモバイルルーターに入れて使用します。
「格安」というだけあって、最大の特徴は月額料金の安さです。
また大手キャリアにある契約の2年縛りが少なく、契約の自動更新もほとんどありません。
最低利用期間が短いので、比較的簡単に解約できるのも魅力です。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)とは
「モバイルルーター」「モバイルWi-Fiルーター」とは、持ち運ぶことのできる通信端末のことです。
ポケットに入るコンパクトサイズで、家でも外でもネットを楽しむことができます。
では、「ポケットWi-Fi」とはなんなのでしょうか。
実は「ポケットWi-Fi」とは、ソフトバンクグループY!mobileが提供するLTE回線のWi-Fi通信を利用するモバイルルーターのこと。厳密にいうと、Y!mobile以外が扱うモバイルルーターはポケットWi-Fiではないのです。
しかし、どちらもモバイルルーターには変わりありません。
どちらもポケットに入る便利な通信端末なので、まとめてポケットWi-Fiと呼ばれています。
Y!mobileが提供するWi-Fiサービスの「ポケットWi-Fi」に対して、UQモバイルコミュニケーションズが提供するWi-Fiサービスの規格に「WiMAX」があります。
WiMAXの提供するWi-Fiルーターは、定額での使い放題プランや高額のキャッシュバックがあるのでとても人気です。
通信環境が良ければ、光回線に負けない回線の早さを実現することができます。
しかし、ポケットWi-FiのLTE回線と比べると室内での電波が入りにくかったり、月額料金が高いことがあります。
モバイルルーターは大手キャリアでも販売されていますが、格安SIM(MVNO)でも販売されています。
格安SIM(MVNO)のモバイルルーターは、キャリアと比べ料金が安いのが魅力です。
キャリアよりも通信スピードが遅い場合もありますが、通信環境や、ひと月のデータ量を考慮すれば、快適に格安SIM(MVNO)のモバイルルーターを使うことができるでしょう。
おすすめの格安SIM(MVNO)業者を徹底比較
大手携帯キャリアと比べて、月額料金が大幅に節約できる格安SIM(MVNO)のモバイルルーター。しかし、業者や料金プランが沢山ありすぎて迷ってしまいますよね。
ここでは、おすすめの格安SIM(MVNO)のモバイルルーターを業者別に比較してみました。
是非参考にしてください。
~格安SIM(MVNO)を選ぶポイント~
【通信容量】
格安SIMを選ぶメリットのひとつとして「使うデータ量に応じた料金プランが沢山ある」ということです。一番小さい容量プランで500MBから選ぶことができます。
あなたの月々のデータ量をしっかりと見直して、丁度いいプランを選ぶことでWi-Fi料金を節約することができるのです。
【速度】
格安SIMの通信速度は、大手キャリアと比べると混み具合によって速度が落ちてしまうこともあります。そのため、格安SIMの中でも速度の安定した業者を選ぶことがポイントです。
特に月に4GB以上使う方は通信速度が遅いとストレスになります。通信速度を考慮した上でしっかりと選びましょう。
【オリジナルプランをチェックする】
各業者によって、さまざまなプランが用意されています。
データ容量を繰り越したり、家族でデータ容量をシェアできるなどのプランです。
普通のプランよりも料金を節約できることがあるので、チェックしましょう。
UQ mobile
UQモバイルはau傘下のMVNOで、au回線を利用しています。
通信設備を提供するauが積極的にサポートを行っているので、通信速度は格安SIMの中では最強といえるのではないでしょうか。
顧客満足度も90パーセント以上。とても人気のある格安SIMです。
モバイルルーターのみの「テータ通信プラン」は2つ、「3GB:980円」と「通信制限なし:1,980円」です。
通話込みのプランを含めると8つのプランがあります。
DMMモバイル
DMMモバイルはDMM.comが運営するMVNOで、驚きの安さを実現しています。
モバイルルーター1GBの料金は業界最安値の480円。料金プランは10種類もあるので、きっと自分に合った料金プランを見つけることができます。
通信速度も他のMVNOと比べて安定しています。ドコモ系の回線を利用しているので対応エリアも広く魅力的です。
また、格安SIM利用で支払う金額の10%がポイントとして付与され、DMM.com内でコンテンツを利用することができます。
IIJmio
IIJmioは、20年以上の実績と信頼の通信技術を持つIIJが運営するMVNOです。
個人向けSIMカードシェアや山手線内通信速度ランキングで1位を獲得するなど、信頼度はとても高いといえるでしょう。
ドコモとauの回線が使えるので繋がりやすさも向上します。
データ通信プランは3、6、12GBの3種類に加え、速度によってタイプD(下り最大682Mbps、上り最大50Mbps)とタイプA(下り最大370Mbps、 上り最大25Mbps)があります。
イオンモバイル
イオンモバイルはイオンが運営するMVNOです。
DMMモバイルと同じく1GBが業界最安値の480円。たっぷり使いたい人向けの30GBプランも5,380円とお買い得です。
また回線はドコモとauを選ぶことができるので繋がりやすさも向上します。
楽天モバイル
楽天モバイルは、楽天が運営するMVNOです。
データ容量に応じてスーパーホーダイは4つ、組み合わせプラン6つの中から選ぶことができます。
また、組み合わせプランの中のベーシックプランを選ぶと、常に低速ですが無制限でネットを使うことができます。
動画よりも、テキストメインのサイトをよく見る方におすすめです。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、WiMAXも取り扱っているBIGLOBEが運営するMVNOです。
データ通信のみ6GBプランは業界最安値の1,450円で、そこそこネットを使う方におすすめです。
データ通信のみのプランは3・6・12・20・30GBの5つのプランから選ぶことができます。(ドコモ回線のみ)
また、オプションでYoutubeなどが見放題になる月額480円のプランもあるので要チェックです。
ワイモバイル
ワイモバイルはソフトバンクが運営するMVNOです。
使う人が少ないソフトバンクの回線を使っているので、回線速度が早く安定しています。
また、Yahooプレミアム会員の月々の料金が無料になったり、Yahooショッピングのポイントでの獲得ポイントが5倍になるなどお得な特典があるのです。
Yahooショッピングやオークションをよく使う方ならとてもお得ですが、これらの特典に興味がないならば、同じソフトバンク回線のLINEモバイルの方が低価格でネットを利用することができます。
おすすめのモバイルルーター端末を徹底比較
格安SIMのデータ通信を行う上で必須のモバイルルーター端末。
外出先でPCを使うとき、スマホでテザリングという選択肢もありますが、スマホ自体のバッテリーは激しく消耗してしまいます。
しかし、モバイルルーターならスマホのバッテリーの消費を気にすることなく快適に使うことができます。
対応バンド(対応している周波数帯)や海外での使用など、あなたの生活スタイルに合ったものを選びましょう。
HUAWEI E5577S
HUAWEI E5577Sは、約1万円と低価格な機種なのにもかかわらず電池持ちがよく、最大通信時間は12時間です。
スマホのバッテリーがなくなってしまったらモバイルバッテリーにもなり、いざというときに充電も可能。周波数はドコモとソフトバンクに対応していますが、auは対応バンドが少ないためおすすめできません。
楽天モバイル、DMMモバイルなどで契約と同時に買うことができます。
また、amazonでもLINEモバイルとの同時契約「SIMセット」として同時に購入することも可能です。
Aterm MR05LN
Aterm MR05LNは少々価格が高めですが、スペックはモバイルルーターの中でも断トツ。口コミでも高評価です。
外でネットを使いたい人はもちろん、クレードル(スタンド型の拡張機器)使用で自宅でも有線LANを接続することができます。
また、nanoSIMカードを2枚入れておくことができるので、入れ替えなしで状況に応じて使い分けることができるのも特徴です。
Aterm MP01LN
カードよりも小さい、驚きのコンパクトサイズを実現したモバイルルーターです。
シンプルな機能で初期設定も簡単なので、Wi-Fi初心者でも安心な機種です。
周波数はドコモとauに対応しています。
最大通信時間は10時間で、長時間の外出でもバッテリー残量を気にすることなく持ち歩くことができます。
おすすめ格安SIM(MVNO)業者とモバイルルーター端末の組み合わせ
では、どの格安SIM業者で、どのモバイルルーター端末を利用すればいいのでしょうか。
ここでは、データ量ごとにおすすめの組み合わせをご紹介します。
データ量【少】
DMMモバイル×HUAWEI E5577S。
DMMモバイルは1GBプランが業界最安値かつ、細かくプランが分かれているのでデータ通信量が少なめの方におすすめです。
DMMモバイルで同時にHUAWEI E5577Sを購入することもでき、端末の分割払いにも対応しています。
データ量【中】
UQモバイル×Aterm MP01LN。
UQモバイルは一番安いプラン(3GBまで)を月額980円で使うことができます。
通信速度と接続の安定性は、数多くあるMVNOの中で一番といっても過言ではありません。
自宅には別の固定回線を契約しているけど、外でも頻繁にSNSや動画を見る方におすすめです。
Aterm MP01LNはカードよりも小さいサイズでコンパクトなので、持ち運びに便利なのも魅力です。
データ量【多】
楽天モバイル×Aterm MR05LN。
楽天モバイルのスーパーホーダイは、プランによって高速通信容量に制限があります。
しかし、速度制限がかかっても最大1Mbpsで使い放題という所が魅力的です。
月々1,480円で使い放題というのは、UQモバイルの月々1,980円使い放題プランよりも安い価格になります。
使用目的に合わせて持とう
以上、おすすめの格安SIMとモバイルルーターの組み合わせについて解説しました。
家でも外でも使う、外だけで使う、家族でデータを分け合って使うなど色々な使用目的があると思います。
格安SIMは料金プランがたくさんあるので、きっとあなたにピッタリなプランが見つかるはずです。
モバイルルーターも、バッテリーの持ちや大きさ、使い勝手など種類は豊富です。
あなたの目的に合わせて選びましょう。
- 格安SIMのモバイルルーターで料金を大幅に節約できる
- 格安SIMとは「MVNO」という仮想移動体通信事業者のこと
- モバイルルーターは、通信容量・速度・オリジナルプランをチェック
- MVNOによって特徴はさまざま
- ライフスタイルや予算に合わせて自分にピッタリなものを選ぶ