【徹底比較】おすすめポケットwifiとお得な契約&購入方法とは?

どこでもインターネットが使えるということで人気のポケットwifi。
ですが、プロバイダが色々ありすぎてどれを選んだらよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ポケットwifiのメリットやデメリット、おすすめのプロバイダやその選び方をご紹介します。
Contents
3,000万人が利用しているポケットwifi
総務省が平成30年の6月に発表した「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」によると、ポケットwifiを含むBWA(広帯域移動無線アクセスシステム)の契約者は5,823万人にも及びます。
BWAはポケットwifi以外も含まれますが、ポケットwifiに利用される通信回線「WiMAX」を提供するUQコミュニケーションズの公表するデータによると、WiMAXの契約者数も3,010万人。
ポケットwifiの通信回線は「WiMAX」だけではないので、その数は相当なものです。
契約者数はここ数年伸び続けているため、今後も増加が予想されます。
※総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000136.html
そもそもポケットwifiって?
ポケットwifiとは、持ち運び可能な小型の通信端末(ルーター)のことで、簡単な設定を行うだけで無線通信(wifi)を使いインターネット接続できます。
wifi対応しているPCやスマホなら、いつでもどこでもインターネットに接続できるため、外出先などでもインターネットを使いたい方におすすめです。
回線の種類は2種類
ポケットwifiに使用されるインターネット回線には2種類あります。
1つは携帯電話の回線としても利用される「LTE回線」。
NTTドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアと、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルが提供しています。
安い料金でスマホを利用できると人気の格安SIM(MVNO)。この格安SIMは、3大キャリアの設備を借りて通信サービスを提供しています。
つまり、格安SIM事業者も3大キャリアのどこかからLTE回線を借りて、サービスを行っているのです。
もう1つがデータ通信専用の回線である「WiMAX回線」。
2015年からはWiMAX2+という通信規格が採用されて、高速通信でインターネットが楽しめます。
ポケットwifiとモバイルwifiの違い
この記事を読んでいる方はモバイルwifiという言葉も、目にしたことがあるのではないでしょうか。
「ポケットwifiと何が違うのだろうか?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、実はこの2つはどちらも「持ち運び可能な小型のwifiルーター」という同じ意味を持っています。
厳密には、ポケットwifiはワイモバイルの登録商標であり、モバイルwifiの1種。ですが、徐々に混同し同じ意味で使われるようになりました。
この記事でも、ポケットwifi=モバイルwifi=持ち運び可能な小型のwifiルーターとして解説していきます。
ポケットwifiのメリットとデメリット
ここでは、ポケットwifiの利用を検討している方のために、ポケットwifiのメリットとデメリットをご紹介していきます。
ポケットwifiのメリット
まずはメリットからご紹介します。ポケットwifiには大きく4つのメリットがあります。
回線工事がいらない
1つ目のメリットは回線工事が要らないこと。
光回線などの固定回線でもwifiは利用できますが、回線を引くための工事が必要なため、利用開始までに時間と工事費がかかってしまいます。
ポケットwifiなら、契約してすぐ利用が可能です。
ルーターも多くのプロバイダでは契約時に無料で提供してくれるため、初期費用もかかりません。(プロバイダによって、数千円の事務手数料が必要な場合もあります)
本体設定が簡単
ポケットwifiは設定も簡単です。
プロバイダと契約後、ルーターとSIMカード(インターネット通信に必要なICカード)が送られてきたら、カードをルーターに差すだけでルーター側の設定は完了。
あとはPCやスマホの方でwifiの接続設定を行い、ルーターに同封されているセキュリティー番号を入力するだけで簡単にインターネットが利用できます。
屋外でのパソコン作業
家庭用の固定回線や、飲食店などお店で提供されているwifiは屋内でしか利用できません。
しかし、ポケットwifiなら屋外やwifiサービスのないお店でも、どこでも自由にインターネットを利用できます。
また、セキュリティに関しても安心です。お店や自治体で提供されているwifiは便利ですが、セキュリティに関して不安も伴います。
セキュリティー以外にも通信速度が遅かったりするため、外出先でパソコン作業を行いたい方はポケットwifiの利用がおすすめです。
海外レンタルでどこでもネット環境
海外でインターネットを利用したい方には、海外用ポケットwifiのレンタルサービスがおすすめです。
有名なのはCMでもおなじみの「イモトのwifi」。1日あたり680円からの定額サービスで、世界200カ国以上の国と地域でインターネットが利用できます。
携帯会社の海外パケットだと通信料金も1,980円~2,980円と割高で、データ通信容量も少ないため、旅行や出張などで海外に行く際には、ぜひ海外用ポケットwifiを利用してみてください。
ポケットwifiのデメリット
ポケットwifiは非常に便利ですが、もちろんデメリットも存在します。
デメリットもよく理解したうえで、利用するようにしましょう。
通信速度と制限がある
通信の速度や安定性では、ポケットwifiよりも固定回線である光回線の方が上です。
とはいえ、エリアや周辺環境にもよりますが、ポケットwifiでも実測20Mbps程度の速度は出ます。
Youtubeのヘルプページを見ると、4K動画の視聴に推奨される通信速度がちょうど20Mbps(Mbps:1秒あたりの通信量)。オンラインゲームなどラグが気になるような使い方をするのでなければ、ポケットwifiでも十分にインターネットを楽しむことは可能です。
また、通信の早さだけでなく、データ容量の制限があるのもデメリットといえます。
データ容量の制限は主に2種類。
【月間制限】
ポケットwifiには無制限の契約プランもありますが、より安く使いたい場合には1か月に通信できるデータ容量に、7GBなど制限がかけられているデータ制限プランがあります。決められた容量を超えた場合は、その月の通信速度に128kbpsまでしか出せなくなってしまうので注意が必要です。
【短期速度制限】
データ無制限の契約プランを利用していても、制限がかけられるケースもあります。それが短期速度制限です。
これは短期間で一定のデータ容量を超えられた場合にかけられる制限で、3日で10GBなど、プロバイダごとに基準が設定されています。
頻繁に高画質の動画を長時間視聴といったデータ量の大きい通信を行うなら、ポケットwifiではなく固定回線を利用しましょう。
充電する必要がある
ポケットwifiのルーターは、持ち運べるようにバッテリー式になっているため、バッテリー切れで使えなくなるというリスクも存在します。
外出先でインターネットを使う予定がある場合は、充電を忘れないようにしましょう。
不安な方は、モバイルバッテリーを一緒に持ち歩くのがおすすめです。
どれがいい?ポケットwifiを徹底比較
ポケットwifiのプロバイダには種類がありすぎて、どこと契約したらよいのかわからないという方もいるかもしれません。
ここでは、数あるポケットwifiサービスの中から、おすすめのプロバイダをご紹介します。
主なポケットwifi
ポケットwifiのプロバイダは、主なものだけでも以下の通り。
【LTE回線(ワイモバイル系)】
- ワイモバイル
- ヤフーWi-Fi
- Broad LTE
【WiMAX回線】
- UQ-WiMAX
- GMOとくとくBB
- Biglobe WiMAX
- So-netモバイルWiMAX2+
- Broad WiMAX
- @nifty WiMAX
これだけ多くのプロバイダあるなら、迷うのも無理はありません。
価格で選ぶなら「ヤフーwifi」
とにかく安くポケットwifiを使いたいという方におすすめなのが「ヤフーwifi」です。
月額料金2,480円という破格の値段で利用することができ、端末料金も無料となっています。
LTE回線を利用するため、通信エリアが広いのも魅力です。
デメリットとしては、2,480円で利用するにはヤフープレミアム会員(月額462円)にならなければならないという点が挙げられます。
ただ、それでも3,000円以内に収まりますし、ヤフープレミアム会員の方にもヤフーショッピングなどでポイント5倍になったり、ヤフオクでオークション出品が使えあたりとメリットは多いので、かなりお得なサービスといえるでしょう。
総合的比較すると「WiMAX」
総合的にみて1番おすすめなのは「UQ WiMAX」です。
「UQ WiMAX」は高速通信の「WiMAX 2+」に加え、オプション(月1,005円/3年契約で無料)をつければ、通信エリアの広い「au 4G LTE」も使える、速さと広さを兼ね備えたプロバイダです。
また、ギガ放題プランというインターネット使い放題の料金プランもあるため、ネットをよく使う方にはおすすめ。auユーザーなら、毎月1,000円の割引も受けられるので、さらに安く利用できます。
ルーターの機種変更も、同じ端末を2年以上使っていれば実質無料で行えるため、2年ごとに最新端末を利用できます。
ポケットwifiの選び方
前章でおすすめのポケットwifiを2つご紹介しましたが、自分の用途にぴったりのものを選ぶことが肝心です。
ここでは、ポケットwifiを自分で選ぶときに見るべきポイント解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
料金
どんな商品・サービスでもそうですが、ポケットwifiを選ぶときにもやはり料金は大事です。
ポケットwifiの通信料金の相場は、通信制限があるもの(7GB)で2,800円程度、使い放題のもので3,500円程度となっています。あくまで目安ではありますが、これらの価格を基準に選んでみるといいでしょう。
ただし、重要なのは価格とサービスの兼ね合い。単に安いだけでなくコストパフォーマンスを考えて選ぶことをおすすめします。
制限
データ容量制限があるかないか、制限容量がいくらかというのも選ぶ基準になります。
自分がポケットwifiでどのくらいのデータ通信を行うのか、事前にシミュレートしておきましょう。
もし制限がないものを使いたければ、WiMAX系のプロバイダであれば、通信制限(短期制限を除く)がない、使い放題プランがあるのでおすすめです。
エリア
通信可能なエリアも重要です。
せっかくポケットwifiを手に入れても、自分のいるエリアが対応していなければ意味がありません。
一般に、LTE回線は携帯電話回線であるため通信エリアが広く、WiMAXは通信エリアが狭いといわれています。
とくに、都市部から遠く離れた場所や地下室など、繋がりにくい場所では差が出やすいようです。
自分が利用する予定のエリアに対応しているかどうか、事前に調べておくようにしましょう。
スマホと併用で割引があるか
プロバイダによっては、スマホとポケットwifiをセットで契約することで格段に安く利用できる場合があります。
たとえば、UQ WiMAXなら格安スマホサービスのUQモバイルと併せて契約すると、スマホとポケットwifiを合わせて月額料金6,360円で利用できます。
ドコモなど3大キャリアならスマホだけでも7,000円はかかりますし、固定回線とも契約すれば優に1万円は超えること考えると、かなりお得です。
どうしても3大キャリアのスマホを使いたいという方でなければ、検討してみてください。
そのほかでお得な割引があるか
スマホとのセット割引以外にも、お得な割引サービスが行われている場合があります。
よく目にするのがキャッシュバックキャンペーンです。
契約から一定期間後に、利用料金の一部がキャッシュバックされるというもので、高額なところだと4万円キャッシュバックされることもあります。
基本的に契約期間の長いプランほど、キャッシュバックの金額は高くなるので、ポケットwifiを長く使う予定の方はいろいろなプロバイダを比較検討してみてください。
用途に合わせてwifiを選ぼう
ポケットwifiは光回線と比べて、携帯性や初期費用の安さなどメリットも多いですが、通信速度など劣っている点もあり一長一短です。
またポケットwifiのサービスプロバイダも、使用回線や料金プラン、割引サービスなど特徴はさまざま。使う人によって最適なプロバイダは異なります。
「ポケットwifiを使おうか迷っている」「どのプロバイダを選んだらいいのか分からない」という方は、この記事を参考に最適な通信環境を選択してもらえたら幸いです。
- ポケットwifiは持ち運び可能な小型のwifiルーター
- メリットは「どこでも使える」「工事がいらない」「海外用レンタルwifiもある」
- デメリットは「通信の速度・容量」「充電の手間」
- プロバイダ選びのポイントは「料金」「通信制限」「エリア」「割引キャンペーン」