ポケットwifiの通信容量を比較!おすすめ速度制限解除方法ご紹介
スマホやタブレットはもちろん、ノートパソコンや携帯型ゲームなど、家の外でもインターネットを使うことは珍しくありません。
外国人旅行者の増加や東京オリンピックに向けて、日本でもフリーwifiを使える場所は増えてきました。
しかし、他の国と比べるとフリーwifi環境の整備が遅れており、「無料公衆無線LAN環境」に不満を抱く外国人は少なくないようです。
海外ではプリペイドでのスマホ利用が珍しくありませんが、日本での多くのスマホ利用者は携帯会社とキャリア契約をしています。
契約することでインターネットが自由に使えるため、フリーwifiを使う必要がなく結果として環境整備が外国と比較すると遅れてしまっているのです。
そんなフリーwifi環境の悩みを解消してくれるのが【ポケットwifi(モバイルWiFiルーター)】です。
ポケットwifiがあれば、あらゆる場面でインターネットを利用することができます。
ここでは会社別に通信容量を比較し、速度制限の疑問にも詳しくご紹介します。
Contents
【ポケットwifi】でどこでもネット環境
どこでもインターネットをすることができるポケットwifiですが、どういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。
詳しく見ていきます。
ポケットwifiとは
ポケットwifiとは、家や会社といった屋内にある固定wifiとは違い、屋外でも利用できるwifiのことです。
配線もないので、どこでも持ち運ぶことができます。
厳密には、ワイモバイルが提供するLTE回線のことですが、一般的にはWiMAX回線を含む屋外で利用できるwifiのことを指します。
出先でノートパソコンやタブレットを使いたいとき、ネット環境を探さなければなりません。
しかし、ポケットwifiがあればフリーwifi環境でなくても仕事ができるため、ビジネスマンを中心に多くの利用者がいます。
メリット
ポケットwifiはどこでもインターネットを使える以外にも、さまざまなメリットがあります。
固定wifiは利用するまでに工事をする必要があるため、すぐに使うことができないほか、持ち家や賃貸によっても異なりますが、使えるまでに数週間を要する場合もあります。
しかし、ポケットwifiは契約してすぐ利用することが可能です。
固定wifiのような面倒な工事もなく、場合によってはスマホの料金が安くなることもあります。
スマホの通信だけでインターネットを楽しむとパケット量が増えて高額な金額になることがありますが、ポケットwifiと併用することで容量をカバーすることできるのです。
ポケットwifiは固定wifi同様、複数のデバイスを利用することもできます。
種類にもよりますが、なかには10台同時の利用も可能です。
デメリット
メリットの多いポケットwifiですが、デメリットも存在します。
まず挙げられるデメリットは充電する必要があることです。
固定wifiは電源に差さった状態で利用しますが、ポケットwifiは充電がなくなったら充電する必要があります。
そして、固定wifiのような高速の通信はできません。
年々速度は向上していますが、固定wifiと比べると速度は遅いといえます。
通信制限もあるので、利用しすぎると通信速度遅くなってサクサク利用できません。
ポケットwifiの制限は2種類
ポケットwifiの通信制限は、大きく分けて2種類あります。
データ通信量に上限があるものと無制限のものです。
ここでは、2種類の上限の違いをご説明します。
上限あり
たとえば、月にデータ量が7GBの契約の場合、7GBを超えてしまうとほとんど使い物にならなくなってしまいます。
そうすると、月末までほとんどインターネットを使うことはできません。
7GBは、webサイトを約24,430ページ見ることができますが、高画質の動画を見るとしたら約9時間で上限に到達してしまいます。
利用内容にもよりますが、人によってはあっという間に上限を超えてしまうでしょう。
無制限
通信制限が無制限で使い放題のポケットwifiは、上限ありと比べると快適にネットを利用することができます。
しかし、無制限といっても、厳密には無制限ではありません。
3日で10GB使え、それを超えると速度制限がかかってしまいます。
ただ、3日で10GBを超えない限りは制限されません。
たとえ越えた場合でも翌日の夜間に制限がかけられるので、日中使うという人はほとんど影響を受けないでしょう。
主なポケットwifiを徹底比較
ここでは、ポケットwifiを扱う「キャリア」と「MVNO」を上限ありと無制限に分けてご紹介します。
キャリア、MVNOによってさまざまな特徴があるので、是非参考にしてください。
上限あり
まずは上限のある主なポケットwifiをご紹介します。
ソフトバンク
ソフトバンクのポケットwifiは、通信制限が無制限なものがありません。
最大通信容量7GB、回線速度は最速612Mbps。
しかし、ソフトバンクのポケットwifi「Pocket WiFi 501HW」はワンセグ・フルセグに対応しているテレビチューナーの機能を搭載しています。
そのため外出先でもテレビを見ることができるのです。
ドコモ
ドコモのポケットwifiも、通信制限が無制限なものがありません。
最大通信容量30GB、回線速度は最速788Mbps。
料金は少し高めですが、ドコモのスマホと併用することで料金プランを安くすることができます。
ドコモのポケットwifiの一番の魅力は、通信エリアの広さ。
その人口カバー率は99%を超えています。
無制限(3日で10GB)
ここでは、無制限(3日で10GB)ポケットwifiをご紹介します。
ワイモバイル
最大通信容量は無制限、回線速度は最速612Mbps。
月々4,380円(Pocket wifiプラン2月額料金(さんねん)+ アドバンスオプション月額料金)ですが、スマホとセットだと3,196円で利用できます。
通信モードのひとつであるアドバンスモードなら無制限にネットを利用できますが、注意も必要です。
ワイモバイルでは、標準モードでの通信上限を7GBに定められています。
もし7GBに達すると速度制限が適用されてしまうのです。
速度制限されると、通信速度が128Kbpsに低速化してしまいます。
ワイモバイルで無制限にネットを利用したいなら、7GBに達する前にアドバンスモードに設定しておくか、はじめからアドバンスモードを使用しましょう。
au
最大通信容量は無制限、回線速度は最速758Mbps。
大手キャリアのなかでは唯一、ポケットwifiを無制限で利用できます。
auユーザーは割引もあるので、外出先でもサクサクインターネット通信を利用したい人にはおすすめです。
WiMAX
最大通信容量は無制限、回線速度は最速758Mbps。
ギガ放題プランは3日で10GB使用すると夜に制限がかかってしまいますが、その場合でも通信速度は6Mbpsの高速通信です。
YouTubeなどの動画ならストレスなく見ることができます。
他社のポケットwifiと比べると圧倒的にスピードが速く、一番高性能のポケットwifiといっても過言ではありません。
おすすめ速度制限解除方法
外出先でも快適にインターネットが使えるポケットwifiですが、制限がかかってしまうのは悩みの種。
では、速度制限を解除する方法はないのでしょうか。
ここでは、おすすめの解除方法と対策をご紹介します。
追加容量の購入
月間データ通信量超過してしまった場合、容量を購入する方法があります。
しかし、どのポケットwifiでも購入ができるわけではありません。
ソフトバンクの場合、2GBごとに2,500円。
少し高額ですが、来月までに使いたいという人にはおすすめです。
データ容量の確認
残りのデータ容量を確認できるサービスもあります。
使い過ぎが心配な人は、こまめに確認しましょう。
WiMAXには通知サービスがあり、事前に制限がかかることを教えてくれます。
速度制限がかかるのは18時以降なので、それまでは制限がかかることなくインターネットを利用することが可能です。
高速インターネットを利用したい場合は、制限がかかる18時前に利用しましょう。
フリーwifiスポットを利用
日本は海外と比べるとフリーwifi環境が整っていませんが、徐々にフリーwifiの場所が増えています。
スターバックスやタリーズコーヒー、ドトールなどのカフェ。
他にもセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニでもwifiが使えます。
「速度制限になってしまった」「もうすぐ制限がかかってしまう」といった場合には、このようなフリーwifiスポットを利用するのがおすすめです。
ポケットwifiの選び方
ポケットwifiは、制限なく使いたいものです。
しかし、通信容量が無制限だからなんでも良いというわけでもありません。
ポケットwifiの通信エリアに自分の使用するエリアが含まれていなかったら、うまく使うことができないのです。
無制限の方がお得と思われますが、7GBで十分なケースもあります。
どのくらいの容量をどのエリアで使用するか、しっかり考慮したうえで購入しましょう。
ポケットwifiで快適なネット生活を
外国人旅行者が日本に抱く不満のひとつ「無料公衆無線LAN環境」。
近年、フリーwifiの環境は増加していますが、まだまだ海外のように十分ではありません。
外出先でノートパソコンを利用する人にとって、ポケットwifiは必要不可欠なものです。
ポケットwifiは、制限のあるものと無制限のもの、通信容量の多いもの、最大通信速度が速いものがあります。
自分の使用状況に合わせてポケットwifiを選ぶことが肝心です。
今使っているスマホとの併用で料金が安くなることもあるかもしれませんし、キャッシュバックキャンペーン中なら格安で手に入れられるでしょう。
- 日本は海外と比べてフリーwifi環境が少ない
- ポケットwifiを使えば外でもwifiを利用することができる
- ポケットwifiは上限のあるものと無制限なものがある
- 無制限といっても3日で10GB以上使うと制限がかかる
- 追加で容量を購入できることもある