1. TOP
  2. 海外通信事情
  3. シンガポールの通信に関する事情と日本との違い

シンガポールの通信に関する事情と日本との違い

 2017/05/01 海外通信事情  

1.シンガポールの通信の移り変わり

シンガポールは東南アジアに存在する島国で、60以上の島々で構成されている国です。1800年代にはイギリスの植民地になり、。現在はイギリスから独立し、ビジネスなどの分野で世界に誇れる国として成長を続けている状況です。また、通信環境に関して言えば、シンガポールのブロードバンド普及率は高く、世帯普及率は95%以上となっており、国としてもITに力を入れている印象です。通信の推移を見てみると、2009年頃はXDSLやケーブルモデムが加入件数に対して90%を占めており、光ケーブルなどの高速通信は普及率が低い状態となっていました。しかし、2010年に光ファイバーが登場してからは5年ほどで全体の70%以上が光ファイバー利用者に移り変わっています。2017年には業界2位のケーブルモデム業者が撤退を視野に入れているとのことで、さらに光ファイバー利用者が増えていくと推測されます。これらの知識を踏まえたうえで、シンガポールの携帯端末に焦点を当てていきましょう。

2.シンガポールの携帯電話事情

シンガポールの携帯電話普及率は140%を超えており、内訳を見てみると複数台を所持する人・旅行客でSIMカードを購入する人がいるために、普及率が人口に対して多くなっている状況です。また、シンガポールの現在の携帯電話市場では、Singtel・Starhub・M1の三社が国内にサービスを展開しています。通信事業の発達に伴い、携帯電話市場に参加したい企業が増えつつあり、2017年中にはIDAの審査に通過したMyRepublicが新規参入する予定になっています。人口に対して普及率が高いことを踏まえたうえで三社では、他社への流出対策に高めとされているデータ通信料の引き下げが行われています。また、3Gや4Gを使えるエリアは94%と広く、日本と同じ水準を誇っています。3Gは2005年に開始されたため、ビルや電車のトンネル内でも電波がほぼ安定して使用可能です。本格的なスタートから5年ほど経過している4Gは、一部の地域やビルなどの中では電波が不安定であり、圏外になる場合も少なくありません。IDAでは各社に4Gの規制を発表し、屋外や電車のトンネル、ビルの中でも快適に使えるよう求めています。

3.シンガポールと日本の通信事情

日本とシンガポールの携帯業界の状況は似ています。日本では、インフラ設備を伴う新規参入は難しい状況ですが可能性はあります。日本の三大携帯電話会社のdocomo ・au・softbankとシンガポールの三大携帯会社のSingtel・Starhub・M1を少し比較してみると、ダウンロードやアップロード速度はシンガポールの三社の方が速度としては高速となっています。そして、電波状況に関しては日本と同じぐらいの高水準であり、繋がらない場所の方が少なくなっています。その為、シンガポールに出かける際には電波状況の心配はあまりいらず、日本と同じような使用方法で携帯電話を使用できる環境と言えるでしょう。

\ SNSでシェアしよう! /

おまかせ!Mobileコミュニケーション by Ginza Joy2Callの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

おまかせ!Mobileコミュニケーション by Ginza Joy2Callの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • 空港で契約できる?台湾で有効なSIM業者

  • グアムで携帯やスマホを使用するための方法

  • ハワイでルーターはいらない?設定なしでwifi利用

  • 【初心者】グアムに着く前にスマホの電波をOFFにしよう

  • ハワイで携帯を利用する場合のサービスについて

  • SIMフリーのスマホで香港に行こう