中国電信のSIMについて
1.中国電信とは
中国の通信事情は、日本ほど肉薄した状況にはなっておらず、チャイナモバイルが最大手であり、次点でチャイナユニコムとなっており、チャイナテレコム(中国電信)が3番手となっています。しかし、日本の通信事情に当てはめてみると、Softbankのようにインフラ的にもエリア的にもまだまだ伸びしろのある会社です。中国や日本に限らず、先進国における通信事業者はユーザーの取り合いであり、日本ではdocomo・au・softbankが台頭していますが、世界に目を向けてみると日本と同じような状況が世界各地で巻き起こっている状態と言えるでしょう。ちなみに、中国では街中であればパケット通信を行わなくともつながりがそれほど悪くならないほどWiFiが飛んでいる場所が多くなっています。
2.SIMの契約内容にはかなりのバリエーションがある
中国電信のSIM契約においては、優惠プラン・積木プラン・4G楽享プラン・4G個人定制プランがあります。例えば、優惠プランは、4Gの電波を拾うことが出来ませんが2G・3Gの電波を使用する為のメインプランです。更に、通話を主流とするプランもあり、値段は59元~389元となっています。サービス内容としては、日本のガラケーの契約と同じく、基本料金に一定金額の通話代を付属し、その額を超えたら課金するという仕組みとなっています。また、4Gを使用する為の契約は、4G楽享プラン・4G個人定制プランがあり、4G楽享プランでも二つのサービスに分かれます。1つは、定額制で省内であれば2GBの通信が無料となります。値段は49元となっており、手軽に契約できる値段となっています。もう一方は59元~599元までの幅があり、最低の59元でも無料通話が100分、データ通信であれば500MBまで使用出来るサービスとなっています。こうして、中国の通信事情を見てみると日本以上に自分のニーズに合わせてプランを選ぶ必要があり、選択肢の幅は広いと言えるでしょう。
3.中国の電波の独自性を考える
中国の通信事情は、日本よりも独特であり、他国からSIMフリー端末を持ち込んだとしても使用できるとは限りません。また、各国で人気のiPhoneは中国国内であれば、端末代金そのものがかなり高額となっています。そして、中国の通信事業者のプランの選択肢の多さは、通信事業者の分散化を防ぐ意味合いもありますが、多数のユーザーのニーズに合わせる為のプランでもある為、もし、中国国内で中国電信のスマホのSIM契約を行う場合は自分がインターネットをメインにするのか、通話をメインにするのかニーズをはっきりさせてから契約しましょう。