ワイモバイルのポケットWiFiは遅いのか？

1.ワイモバイルの立ち位置

ワイモバイルと言えば、今やよくテレビを見ている方であれば、日本の三大通信業者であるdocomo・au・softbank並みにイメージとして描きやすいと思います。通信業者の中でどのような立ち位置なのかわからなくてもCMの効果は抜群に高く、サービスの値段や内容は三大大手キャリアの値段に不満がある方には是非とも聞いて見たくなる内容でしょう。また、同じような業態であるUQコミュニケーションズのも業績は好調であり、大手キャリアから格安SIM業者への移行は今後も続く傾向にあります。ちなみに、ワイモバイルの親会社はsoftbank、UQコミュニケーションズの親会社はauとなっており、他の格安SIM業者に比べ、品質・サービスについて安心感があります。このような各社の立ち位置をふまえたうえで、ワイモバイルのポケットWiFiの速度について言及していきます。

2.ポケットWiFiの速度の有用性

ネットワーク機器を使用している方は誰でも経験すると思いますが、場所によって速度は前後します。人が混み合っている場所てば繋がりにくかったり、ビルとビルの合間などでは電波の強度が低かったりキャリアによってかなり差があります。結論から言うと、速度の実測値としてワイモバイルのポケットWiFiは大手と比べても高速であり、10Mbps以上の速度が出る場合も珍しくありません。また、3日間で規定以上の通信量に達しなければ使い放題というポケットWiFiは、ワイモバイルかWiMAXしかない点にも気を付けてください。しかし、残念ながらワイモバイルの通信速度は機種によって異なるのが現状であり、拾える電波帯ですら契約内容や設定で変わります。また、屋内での電波強度は決して弱くはありませんが固有回線と同等の使い方は不可能だと思っていいでしょう。その為、ワイモバイルのポケットWiFiを使用して自宅内のみで使用したいと思う場合には、事前にレンタルサービスなどを利用してどのような速度と使い勝手になるのかを確認してから契約することを強くお勧めします。

3.通信速度を気にするのであれば

ネットワーク端末を誰でも保有し、使いこなすような世の中において、通信速度が低速であり、使い勝手も悪いとなればそのサービスは自然と衰退するでしょう。また、通信速度に対して言えば、自宅内では固定回線に敵うものはありません。動画配信やネットワークを利用したゲームの購入ですら、安定しない電波では遮断され、ストレスを溜める結果になりかねません。その為、ワイモバイルに限らずポケットWiFiを契約する際には、必ず事前に自分の環境を考慮したうえで契約を行いましょう。