SIMと電話番号の関係性

SIMはスマホ内部に格納されているカードのようなものであり、正式名称はSIMカードと呼ばれています。俗にいうSIMロックとは、このSIMカードが端末にロックされている状況であり、この状態では異なるSIMを端末に認識させることが出来ません。
もっとも、最近では国の施策として、SIMカードロック解除が義務化となり、SIMロックに悩む方は著しく減少しました。では、SIMに紐づけられている電話番号はSIMの変化と共にどのような扱いとなるのでしょうか。ここでは、SIMと電話番号の関係性について見ていきましょう

1.SIMの役割

SIMカードは、契約に対する証明書のようなものであり、このカードがなければ、スマホは通信を行うことが出来ません。逆に言えば、SIMカードが異なる場合、それは異なる契約内容に沿ったサービスが適用されるという事になります。また、SIMカードそのものの大きさなどは、各機種において採用している形が異なりますが役割は変わりません。
電話番号は、本体ではなくSIMに記憶されており、契約の解除と共に消滅します。もっとも、3大キャリアや格安SIM業者でも電話番号を変えずに他社に移動できるため、携帯の解除と共に電話番号が変わるというケースはかなり稀です。
加えて言えば、電話番号を変えずに他キャリアへ移転した方が何かとメリットがある為、3大キャリアと格安SIMのサービス内容をよく比較したうえで移転しましょう。

2.SIMの違いと契約

新規契約におけるSIMの種類は対応機種によって異なる為、購入の際には全く気にしなくても問題ありません。また、電話番号も一度決定したものを変える場合、キャリアに相談することで変えることが出来ます。電話番号を変えるということは、SIMに記録されているデータを書き換えることになる為、手数料が発生します。
電話番号は通話サービス付帯の契約であれば必ず付随するものです。もちろんアプリしかプレイしないユーザーであっても付帯するものである為、最新機種などにこだわりがなければ格安スマホも十分に選択肢に入ってきます。
また、料金に着目した場合、3大キャリアとそうでないキャリアの価格差は覆せないものであり、今後もその価格を維持し続ける可能性の方が高いと言えるでしょう。
SIMには各社の契約内容のデータが刻まれており、SIMフリー端末にSIMを差し込むことで電波の送受信を行います。つまり、SIMがなければスマホはその役割を果たすことが出来ず、紛失した場合には悪用される可能性が非常に高いものということになります。
電話番号や契約内容はSIMによって成り立っていることを忘れないようにしましょう。