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eSIMって何?IIJが提供するフルMVNOとの未来を徹底分析

 2019/05/18 携帯電話・スマートフォン  

現代にとって欠かすことのできない必需品である「スマートフォン」。

以前までは携帯電話事業者キャリア)と通信プラン契約することで、購入した端末を利用するのが一般的な方法でした。

 

しかし、昨今はスマホの利用方法はさまざまです。

この記事では、新しい通信機器の利用方法として「eSIM」とIIJの提供する「フルMVNO」について紹介します

eSIMとフルMVNOの詳細を確認しましょう。

 

eSIMって何?

SIMの中には、電話番号やモバイル通信プランなどの契約情報が書き込まれています。

「eSIM」とは、「Embedded SIM」の略称。チップ型SIMチップSIMとも呼ばれています。

Embeddedは埋め込みの意味を持っており、eSIMは通信機器本体に組み込まれているSIM規格のことを指します。

 

以前までは、SIMといえばスマホのSIMスロットしかしeSIMに挿入するカード形態のものが一般的でした。

しかしeSIM版のもの切り替えることができます。は、すでに端末に埋め込まれているため取り外しを行う必要がないのです。

 

SIMカードの場合は、機種変更や海外旅行のときなどにSIMカードの取り外しを行う必要がありました。海外旅行のときは、現地のSIMカードを改めて購入する必要もあります。

それに対しeSIMは、新しくSIMカードを挿入したり、取り外したりする必要がありません。通信経由で通信プロファイルの書き換えを行うため、通信サービスなどの情報を自分で「上書き」することができるのです。

 

自宅でも出先でも自分で書き替えることができるので、海外に行くときもユーザーは自分で海外の通信サービスに切り替えることができます。eSIM対応スマホをはじめとするeSIMデバイスを使えば割安なモバイルデータ現地のSIMカードを購入する必要はありません。

また、日本通信キャリアよりも割安なモバイルデータ通信サービスの料金プランを利用することもできます。eSIMプランを上手に利用することで、各国の通信事業者の回線を利用できるのです

 

2019年のeSIM対応端末はiPhone XS iPhone XS Max iPhone XR とiPad Proの11インチのみですが、今後Android機種にも導入されるかもしれません。モバイル業界で今後が期待されているSIM規格なのです。

 

eSIMに対応している機種であれば利用できますが、auやドコモなどの大手キャリア端末を購入した場合、SIMロック解除」を行う必要があります

SIMロック解除後、提供事業者から配布されたQRコードか、App(”eSIM”のワードでAppの検索可能)でeSIMに情報を書き込むことができます。

デュアルSIMにも対応しているため、eSIMサービスはプライベートと仕事を1つの端末で使い分けたい方にもおすすめです

 

MVNOとは

「MVNO」とは、「Mobile Virtual Network Operator」の略称です。「仮想移動体通信事業者」と日本語では訳されます。MVNO事業は携帯電話大手キャリアとは違ったサービスの提供方法を行っている事業です。

MVNOは大手(NTTドコモなどの通、格安でSIM信キャリア)から通信回線を借り受けているので、格安でSIMフリー端末を利用することができます。これが格安SIMです。独自サービス型SIMとも呼ばれています。

 

大手キャリアと違い、キャリアメールやキャリア決済、また通話し放題などのサービスを利用できません。しかし、格安SIMであればキャリア契約するよりも月額料金を大幅に抑えることができます

MVNOはユーザー数に応じて必要となる分のネットワークを借りているため、小回りで経営し費用を安く抑えることができるのです。

通話料の安いアプリを提供しているMVNOも存在するため、通話料金も工夫することで安く抑えることができるでしょう。

 

以前まで、モバイル通信サービスキャリアしか提供することができませんでした。しかし、MVNOが認められたことで消費者スマホの利用方法の選択肢が広がったのです。

プランも複数用意されており、利用者はスマホの利用目的や使用するデータ容量に応じて通信料金の安いプランなどを選ぶことができます

 

IIJが提供するフルMVNO

格安SIM提供するMVNOですが、最近では「フルMVNO」という新たなモバイルサービスがIIJにて登場しました。

画期的なフルMVNOとは、一体どんなサービスなのでしょうか。

ここでは、IIJの詳細、そしてフルMVNOと通常のMVNOの違いをご紹介します

 

IIJ(インターネットイニシアティブジャパン)とは

IIJ(インターネットイニシアティブジャパン)とは、インターネットの接続サービスをはじめ、その他ネットワーク関連のサービスを提供している会社です。

MVNO委員会」に参加しており、MVNOサービスの提供にも力を入れています

 

法人向け、個向けのサービスをそれぞれ提供しているため、企業にもおすすめです。

 

フルMVNOとは?MVNOとの違いも解説

IIJでは「フルMVNO」という新しいサービスの提供を開始しました。MVNOとの明確な違いは、「加入者管理機能」「独自のSIMカードの差にあります。

加入者管理機能(HTR/HDD)を自分で運用。MNC・IMSIを保有し、独立した通信事業者となるのがフルMVNOです。

 

フルMVNOでできることは3つあります。

まず、自由なSIMの形状の利用です。これまでのMVNOでは、SIMカードを利用した制限のあるサービスしか提供できない状況にありました。

しかし、フルMVNOによって独自に調達したSIMを利用し、さまざまなサービスを提供することが可能となったのです

IoT(さまざまなモノがインターネットのように繋がる仕組みのこと)の領域でさまざまな応用ができるようになると考えられており、今後の可能性が期待されているサービスでもあります。

 

また、ネットワークの柔軟性も高くなるのです。

これまではMVNOの運用していた、「HLR/HSS」を利用したサービス提供を行っていました。しかし、フルMVNOによって国内、国外双方で柔軟性の高いネットワークサービスの提供が可能となりました

 

そして、契約オペレーションの柔軟性も高くなります。

これまでは回線開通などの処理をMVNOが直接行っているわけではなく、システム仕様に沿って開通できるよう電文でのやり取りが行われていました。

フルMVNOでは、このような処理をMVNO側が拡張しやすくなったのです

 

週刊モバイル通信でもフルMVNOについて紹介されており、期待が寄せられています。

モバイル市場において「MVNOの競争環境は鈍化しつつある」といわれていましたが、フルMVNOによって格安スマホの成長が期待されているのです。

 

MVNOの「ビジネスモデルを広げる」という効果が大きく、現段階ではフルMVNOによってこれまでの格安SIMの形が大きく変わるという訳ではありあません。一般ユーザーの目線だと、フルMVNOによるメリットがイマイチ分からないということもあるでしょう。

しかし、近い将来、個人利用でもフルMVNOならではのメリットを感じられる日が来るでしょう

 

フルMVNOとeSIMの未来

自宅や出先で手軽に通信プランなどの情報を切り替えることができる「eSIM」は、フルMVNO提供しているIIJが積極的に活用しています。

フルMVNOのサービス化により、独自のSIMカード発行や情報の書き込みを行えるようになりました

 

IIJは2019年の春に、「eSIM搭載端末の動作検証」「eSIMプラットフォームのサービス化」を正式に提供することを発表しています。

フルMVNOとeSIMによるスマホの利用はより身近なものとなるでしょう。まだ発展途上のサービスのため、今後の発展が期待できます。

 

日本初!「IIJ mio」がeSIM対応のデータ通信サービスを開始 

IIJが運営する個人向けモバイルサービス「IIJ mio」で、eSIM向けデータ通信サービスを2019年7月18日より提供するという発表がありました。

IIJmioモバイルサービスライトスタートプラン(eSIMベータ版)」と名づけられたeSIM対応データ通信サービスはeSIMを活用した新たな個人向けサービスとして注目を集めています。

 

このサービスはスマホのeSIM化や今後eSIM対応デバイスが増加することを見越して、正式なeSIMデータ通信サービス開始に先立ちベータ版サービスとして開始されるものです。

 

新たな技術が世界を変えるかもしれない

近い将来、海外でも日本で使うのと変わらずに自由にスマホを使えるはずです。

 

そして、次世代のSIM規格である「eSIM」と画期的なモバイルサービスであるフルMVNOで、消費者はより便利にスマホを利用することができるでしょう。

加えて、IIJmioが発表したeSIMサービス提供開始は、使い方次第では月に掛かる携帯使用料金を今よりも抑えることができるはずです。

 

さらに、大手3大キャリアと楽天モバイルが第5世代移動通信システム「5G」のサービスを2020年に開始することを目標に掲げるなど、eSIM以外にも新しい技術が登場してきています。モバイル界隈を大きく変えることでしょう

 

まとめ

  • 「eSIM」は埋め込み型のSIM規格で自分で情報の書き換えができる
  • フルMVNO」はネットワークや契約オペレーションの柔軟性が高いサービス
  • フルMVNOとMVNOの違いは「加入者管理機能」と「独自のSIMカード」の差
  • IIJのフルMVNOではeSIMを積極的に活用

 

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