アウトドアも安心!防水・防塵機能おすすめ人気SIMフリー格安スマホ7選

「お風呂でもスマホを使いたい」「アウトドアにも持っていきたい」
そんな人には防水・防塵機能つきのスマホがおすすめです。
スマホはガラケーに比べて壊れやすいイメージもありますが、最近は壊れにくい頑丈な機種もあります。
なかには、水に丸ごと浸けても壊れない高性能のものまで。
この記事ではそんな防水・防塵スマホのなかでも、格安SIMが使えるSIMフリーモデルのものをご紹介します。
Contents
スマホに求めるもの
さまざまな機能があり、現代人の生活に欠かせないものになったスマホですが、いくつかの不満点を抱えているユーザーも少なくないようです。
まずはユーザーの声を見ていきましょう。
トラブルの上位に落下による破損と水
モバイル市場専門のマーケティング機関「MMD研究所」が行った「スマートフォンの満足度と不満度に関する調査」(15~59歳のスマートフォンを所有する男女2,203人が対象)によれば、スマホの故障経験者は31.6%。
およそ3人中1人の割合でスマホの故障を経験しているようです。
また、経験したことのあるスマホトラブルの上位3つは、上から順に「落下」「動作不良」「水のトラブル」という結果になりました。
落下や水のトラブルが多いことから、外部からのダメージがスマホの故障の主な原因になっていることが分かります。
引用:MMD研究所『スマートフォン端末の不満度上位は「バッテリー」「防水機能」「頑丈さ」』
防水機能を求める声多数
次に、項目別に満足度を集計した「スマートフォンの満足度と不満度に関する調査」の回答結果を見てみましょう。
不満足度の高い項目は、上から順に「バッテリーの持ち」「防水機能」「頑丈さ」と続きました。(「不満」か「やや不満」と答えた人の割合を合算)
また、今後のスマホ端末に求める要素についての質問でも、「とにかく長持ちするバッテリー」「持ちやすいサイズ感」に次いで、「防水・堅牢さを備えたパワフル端末」が3番目に多い結果となっています。
スマホに防水性能や頑丈さの向上を求めている人は多いようです。
防水・防塵機能のレベル【IP規格】
スマホなど電気機器に防水性能や頑丈さを求めるのなら、「IP規格」のレベルが高い端末を選ぶのがおすすめです。
スマホのスペックを見たときに「IPX5」や「IP67」のような表記を見たことがありませんか?
IP規格とは、IEC(国際電気標準会議)が定めた規格で、機器の保護構造について防塵・防水性を等級に分類するためのものです。
日本でもJIS(日本工業規格)で採用されています。
規格の見方としては、IPの次に来る数字が防塵性、その後ろに来る数字が防水性の等級を表していて、省略される場合はXと表記されます。
たとえば、「IPX5」の場合、防塵性はなく、防水性の等級は5であるという意味です。
また、「IPX5/8」のように防水性についての等級を2つ表記していることもあります。
7~8等級が水に浸したときの防水性を表すのに対し、6以下の等級は水がかかったときの防水性です。
つまり、どちらにも対応しているため分けて明記されています。
「IPX5/8(もしくはIPX5/IPX8)」ならば、IPX5相当の噴流水への耐性と、IPX8相当の浸水への耐性を併せ持っているということです。
数字が大きいほど防水・防塵性が高くなっているので、防水・防塵機能つきのスマホを買うときは、できるだけ数字の大きいものを選びましょう。
等級と防水規格・防塵規格の基準は以下の通りです。
等級 第1数字記号 |
人体・固形物体に対する保護 |
|
保護の程度 |
テスト方法 |
|
IP0X |
保護なし |
テストなし |
IP1X |
手の接近からの保護 |
直径50mm以上の固形物体 (手など)が内部に侵入しない |
IP2X |
指の接近からの保護 |
直径12mm以上の固形物体(指など)が内部に侵入しない |
IP3X |
工具の先端からの保護 |
直径2.5mm以上の工具先端や固形物体が内部に侵入しない |
IP4X |
ワイヤーなどからの保護 |
直径1.0mm以上のワイヤーや固形物体が内部に侵入しない |
IP5X |
粉塵からの保護 |
機器の正常な作動に支障をきたし、安全を損なう程の料の粉塵が内部に侵入しない |
IP6X |
完全な防塵構造 |
粉塵の侵入が完全に防護されている |
等級 第2数字記号 |
水の侵入に対する保護 |
|
保護の程度 |
テスト方法 |
|
IPX0 |
水の浸入に対して特には保護されていない |
テストなし |
IPX1 |
垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
200mmの高さより3〜5mm/分の水滴、10分 |
IPX2 |
垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受 けない |
200mmの高さより15°の範囲3〜5mm/分の水滴、10分 |
IPX3 |
垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
200mmの高さより60°の範囲 10ℓ/分の放水、10分 |
IPX4 |
いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
300〜500mmの高さより全方向に10ℓ/分の放水、10分 |
IPX5 |
いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
3mの距離から全方向に 12.5ℓ/分・30kpaの噴流水、 3分間 |
IPX6 |
いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
3mの距離から全方向に 100ℓ/分・100kpaの噴流水、 3分間 |
IPX7 |
規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しない |
水面下・15㎝〜1m、30分間 |
IPX8 |
水面下での使用が可能 |
メーカーと機器の使用者間の取り決めによる |
引用元:日本工業規格及び社団法人・日本電機工業会『IP規格・防水保護構造及び保護等級』
お風呂でスマホを使うなら、お湯に落としてしまった場合に備え、できるかぎり防水性の高いものがいいでしょう。
格安スマホのSIMフリーなら料金もお得
スマホ端末に不満を抱いている人がいる様に、月額料金が高くて不満を抱いている人も多いでしょう。
格安スマホのサービスを利用するのがおすすめです。
3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と契約してスマホを使っている人は、月額料金を大幅に安くできるかもしれません。
格安スマホでSIMフリー端末を利用すれば、料金以外のメリットもたくさんあります。
ここでは、SIMフリー格安スマホのメリットとデメリットを解説します。
格安スマホとは
格安スマホとは、その名の通りスマホを格安価格で利用できるサービスのことです。
3大キャリアなら標準的なプランでもデータ通信料と通話料でだいたい7,000円以上かかりますが、格安スマホなら同程度のプランでも約3,000円で使えます。
これだけ聞くと、なぜそんなに安いのかと不安になるかもしれませんが、もちろん安いのには理由があります。
まず格安スマホ事業者(MVNO)は、3大キャリアの通信回線を借りているので、通信設備の開発・建設費や維持費がかりません。
また、3大キャリアに比べてショップが少なかったり、広告費をかけていなかったりと、コストが少ない分料金も安く設定されています。
SIMフリーとは
スマホなどの端末で通話やデータ通信を行うためには、「SIMカード」という電話番号や契約者情報が書き込まれたIDカードを差し込んでおく必要があります。
「SIMフリー」とは、このSIMロックがかかっていない状態のこと。
SIMフリーの端末なら、どこのSIMカードでも、動作対応さえしていれば使用できます。(端末が動作対応しているかどうかは、格安スマホ事業者の公式サイトを見れば確認可能)
そのため、格安SIMサービスではSIMカードのみ発行してもらい、SIMフリー端末は他の安いところで購入する、といったことも可能になるのです。
ですが、3大キャリアで購入できるスマホには、他社で契約したSIMカードが使えないよう、カギ(SIMロック)がかかっているケースが多いため、格安SIMカードも基本的には使えません。(使用回線が同じなら、使えることもあります)
SIMフリー格安スマホのメリットとデメリット
ここでは格安SIMフリースマホのメリットとデメリットをご紹介します。
SIMフリー格安スマホのメリット
① 月額料金の安さ・柔軟さ
格安SIMフリースマホを使う最大のメリットは、やはり月額料金の安さです。
3大キャリアの料金プランと、データ通信容量などが同程度のプランを選んでも、料金が半額程度になることも少なくありません。
また、料金プランの選択肢の多さも魅力です。
多くの格安スマホ事業者では、音声通話のあり・なしが選択できますし、データ通信容量も事業者によっては1GB程度の小さなものから20GB以上の大容量まで用意されています。
上手くプランを選べば、自分に必要なサービスだけを必要最低限の料金で利用することが可能です。
② 海外でも使える
SIMフリースマホなら、海外のSIMカードを差して使うことも可能です。
ケータイ会社の国際ローミング(日本で使っているケータイを、そのまま海外でも使えるサービス)は、1日約1,000円〜3,000円と高額。
現地のプリペイド式のSIMカードを使えば、海外でも格安でデータ通信ができますし、プリペイド式なら追加料金もかからないので安心です。
ただし、スマホの対応周波数帯が合っていないと使えないこともあるので注意してください。(対応周波数帯はメーカーのサイトの製品紹介ページで確認できます)
SIMフリー格安スマホのデメリット
① 通信速度が遅い(安定しない)
事業者や使用する回線にもよりますが、格安スマホサービスのデータ通信は、3大キャリアと比べると速くありません。
また、3大キャリアから通信回線を借りて使っているため、混雑時には3大キャリアの契約者が優先され、通信速度が遅くなってしまうこともあるようです。
② 通信設定など、自分で行う必要がある
多くの格安スマホ事業者は、ショップはあまり出店しておらず、電話などでのサポートも3大キャリアと比べると手厚くありません。
通信設定など自分で行う必要があるため、ある程度スマホの操作になれている人向きのサービスだといえるでしょう。
ただ、ワイモバイル(ソフトバンク系回線)やUQモバイル(au系回線)のように、ショップの出店を増やし、サポートに力を入れている事業者もあります。
初期設定など不安な人はそういった事業者を利用するといいでしょう。
おすすめ防水・防塵SIMフリー格安スマホおすすめ人気ランキング7選
ここでは、防水機能付きSIMフリースマホおすすめ人気ランキングをご紹介します。
防水以外にもさまざま様々な特徴を持ったスマホがあるので、是非スマホ選びの参考にしてください。
おすすめ機種のなかに、自分が欲しい性能があるか検証してみましょう。
第7位 指紋認証機能搭載【AQUOS sense lite SH-M05】
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
画面サイズ | 約5.0インチ |
ストレージ | 32GB |
シャープ製のミドルクラススマホ。指紋認証機能に対応しているので、一瞬でロック解除ができ便利です。
画面は濡れても誤動作を起こしにくいIGZOディスプレイ採用で、手が濡れたままでも使用可能。
商品価格も3万円前後と、リーズナブルでありながら、シャープの強みである液晶ディスプレイの美しさも備えています。
この価格帯のスマホとしてはかなり高機能な、コスパの高いスマホです。
第6位 防水・防塵【AQUOS R compact】
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
画面サイズ | 約4.9インチ |
ストレージ | 32GB |
IPX5/IPX8の防水性とIP6Xの防塵性を備えた、シャープ製スマホ。
防水・防塵性能があるだけでなく、CPUオクタコアのQualcomm® Snapdragon 660を採用するなど、基本スペックの高さも魅力的です。
また、高音質のハイレゾ再生にも対応しています。
対応ハイレゾなので、壊れにくさだけでなく高い性能も求める人におすすめです。
急速充電対応機種なのも魅力のひとつ。
第5位 おサイフケータイ・ワンセグ対応【arrows M04】
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
画面サイズ | 約5.0インチ |
ストレージ | 16GB |
おサイフケータイ対応(NFC・FeliCa)の富士通製スマホ。
ワンセグ機能も搭載しているので、外出中にもテレビが見られます。
また、頑丈さもかなりのもので、泡ハンドソープで丸洗いできるほどの防水性と、1.5mの高さからコンクリートへの落下試験をパスした耐衝撃性を兼ね備えています。
第4位 ハイスペック【Moto X4】
防水 | IPX8 |
防塵 | IP6X |
画面サイズ | 約5.2インチ |
ストレージ | 64GB |
レノボの子会社であるモトローラ・モビリティ製のハイスペックスマホで、ストレージは64GBの大容量。
バッテリー容量も3,000mAhとかなり大きめとなっており、内蔵メモリが4GBあるので、複数の処理を同時にこなす能力も高いです。
カメラ機能も優秀で、メインカメラにはカメラレンズを2つ備えたデュアルカメラシステムを搭載。広角写真や精細な写真を撮ることができます。
また、DSDS対応(デュアルSIMデュアルスタンバイ対応)しており、2枚のSIMカードを同時に使用可能。
仕事用とプライベート用のSIMカードを差して電話番号を使い分けたり、よく海外に行く人なら海外用のSIMカードと国内用のSIMカードを併用したりと、使い方の幅が広がります。
防水性も高く、防水スマホおすすめ機種のひとつです。
第3位 4Kスマホ【Xperia XZ Premium】
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
画面サイズ | 約5.5インチ |
ストレージ | 64GB |
ソニー製の人気シリーズ「Xperia」の高性能スマホ。
一般的なスマホに採用されているフルHDの4倍もの解像度を誇る4K画質に対応しているのが特徴です。
YouTubeやAmazonプライム・ビデオなど、スマホでも4Kコンテンツを視聴できます。
カメラ性能も素晴らしく、メインカメラは約1920万画素の高精度。3D撮影やスーパースローモーションなど、特殊な撮影機能も搭載しています。
また、音楽CDの約3〜6倍もの情報量のハイレゾ再生にも対応。動画に写真に音楽にと、スマホで高品質コンテンツを楽しみたい人におすすめ。
3230mAhの大容量バッテリー性能も魅力です。
第2位 サイズと価格が魅力【iPhone SE(第2世代)】
防水 | IPX7 |
防塵 | IP6X |
画面サイズ | 約4.7インチ |
ストレージ | 64GB/128GB |
2016年に発売されたiPhone SEの第2世代モデル。
2020年に発売されたiPhone SEは、iPhoneシリーズの中ではお手頃な価格と手に収まりやすいコンパクトさが人気で、今なお人気の端末です。
多くの格安スマホ業者で取り扱っているのもおすすめポイント。
防水対応しているだけでなく、指紋認証機能があるのでロックの解除も楽ですし、処理性能も文句ありません。
第1位 超広角カメラ【iPhone 13】
防水 | IPX8 |
防塵 | IP6X |
画面サイズ | 約6.1インチ |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB |
顔認証機能を搭載したiPhone 13はストレージも多く、容量に困ることは殆どないでしょう。
画面サイズも大きく、最大画面リフレッシュレート120Hz表示なのでゲームにも最適。
背面広角カメラ画素前面カメラ画素は、ともに1,200万画素。
1,200万画素複数レンズは鮮明で、ついつい写真や動画撮影をしたくなってしまうはずです。
防水機能、防塵機能ともに高スペックで、文句なしのスマホといえるでしょう。
対応ワイヤレス充電なので、置くだけで充電もできます。
耐衝撃スマホもおすすめ
壊れにくいスマホが欲しいなら、防水仕様だけでなく、耐衝撃機能(耐衝撃性能)のついたスマホもおすすめです。
スマホをよく落としてしまう人やアウトドアに持っていく人なら、落としたりぶつけたりして画面が割れてしまった経験もあるのではないでしょうか。
スマホには、画面に強化ガラスを使用するなど、壊れにくい造りになっているものがあります。
たとえば、画面の割れにくいスマホとしてはZenFoneシリーズが有名。
今回ご紹介したSIMフリースマホのなかでは、arrows M04が防水・防塵+耐衝撃性を兼ね備えた端末としておすすめです。
とはいえ、いくら耐久性のあるスマホでも壊れる可能性が0ではありません。
落とさないように気をつけたり、画面にガラスフィルムを貼ったり、耐衝撃性のスマホケースを使うなど、大事に使いましょう。
充電速度の早いものだと、ストレスなく充電することができます。
防水機能IPXや耐久性など、自分が欲しい特徴に合わせてスマホを選びましょう。
また、5Gをうまく利用したい人は5G通信速度に関して理解しておくのもおすすめ。
「特徴カメラ性能」「対応ハイレゾ対応ワイヤレス充電」など、自分の欲しい条件で検索するのもいいでしょう。
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