キャリア選択のポイントとニーズ
ガラケー、スマホ問わずキャリアと結べる契約内容は各社によって違います。日本には、大手キャリアと呼ばれるdocomo・au・Softbankが存在し、その大手キャリアから電波を間借りしている業者が格安SIM業者となります。
つまり、携帯電話におけるインフラの整備は全て大手キャリアが行っており、その維持・建設費用の回収の為、似たような料金プランとなっています。では、ユーザーから見れば、キャリアと格安の違いはサービス内容でしかありませんが、何を基準にキャリアを選択したらよいのでしょうか。ここでは、キャリア選択の際に考えたいことについて、見ていきましょう。
1.キャリアとは
日本におけるキャリアは、回線と電波を提供しているdocomo・au・Softbankの事を指します。あと、何年か後には楽天も事業者として参入が決定しているため、大手キャリアと同じく独自の電波網を敷くようになるでしょう。
また、ユーザー目線からすれば格安SIMでもキャリアでの契約でも安定的に使用でき、自分のニーズを満たすものであればどちらを選んでも問題はありません。しかし、大手キャリアと比較した場合、格安SIMは電波の安定性がネックでなり、キャリア提供の無料通話サービスもYモバイルなどの一定の業者しか取扱っていません。
もっとも、通話が少なくアプリでしかスマホを使用しない場合でも、キャリアとの契約であれば、最新機種だと1人暮らしでも1数万円単位での契約となることにも注意してください。
2.選択のポイント
キャリア選択の際には、自分のニーズの確認が最も重要になります。例えば、家族全員があまりキャリア契約での通話を使用せず、アプリでの通話・ゲームをメインにするのであれば選択するのは、格安SIM業者で構いません。
しかし、光回線と携帯電話の契約状況によっては格安SIMとキャリアでの契約を組み合わせた方が総合的に安価となる場合があります。
大手キャリアであれば、光回線とのコラボを全社が行っており、割引が入るため、家族単位でのユーザー数に合わせ、スマホ・回線の乗り換えなどの選択肢も出てきます。また、ライフスタイルによってパケットを分け合ったり、最大の料金が決まっているものの、自分の使用状況によってパケット代が変化したりするものなど、料金としては同じようであっても大手キャリアにも明確な違いがあることを忘れないでください。
携帯電話のキャリアは、自分のニーズとライフスタイルに合ったものを選ぶことがベストです。また、格安SIMと大手キャリアでは品質そのものが異なることも多いため、よく考慮したうえでキャリアを選択していきましょう。