【格安sim】通信制限を正しく理解していますか?

数年前までは携帯電話の料金というとメールやインターネットなどのデータ通信が使い放題でひと月の料金が1万円ちかく支払っていたという人も少なくないでしょう。最近では格安simの普及もあり、自分の使用する高速通信量のプランを決めてからその上限の範囲内でデータ通信を利用するという使い方が主流となっています。そのため、どれくらいのデータ通信プランを選択するのか、そして月末に高速データ通信の上限を超えてしまわないかという悩みを抱えている方も多いと思います。
○データ通信の上限を超えるとどうなる?
通信料金を安くしたいから高速データ通信量が少ないプランを契約したけれど、月末に使い切ってしまったという場合はデータ通信ができなくなってしまうのでしょうか?
答えはNOで、高速通信の上限に達してもデータ通信は利用できます。ただし、データ通信に通信制限が掛かるため、通信速度が格段に遅くともなります。文字がメインのwebサイトの閲覧は辛うじて可能ですが、画像の読み込みや動画の閲覧、コンテンツのダウンロード、オンラインゲームなどをストレスなく行うことは難しいでしょう。一般的な高速通信は150Mbpsほど。速度制限が掛かると最大200kbs程度の速度になります。
○通信制限の原因
通信制限の種類は複数あります。どのようなことをすると通信制限が掛かるのか理解しておきましょう。
①月間のデータ通信量を使い切った
月間通信量の上限を超えると翌月の1日まで通信制限が掛かります。解除するには追加で課金する必要があります。
②3日間制限【重要!】
直近の3日間で定められた通信量を超えると通信制限が掛かってしまう格安simがあります。この3日間の通信量上限は360MB~数GBと各社で異なります。
この3日間制限は通信量を追加で課金しても解除されない場合がほとんどなのでかなり厄介。最近はこの制限を廃止している格安simも増えてきましたが、一部では未だに採用されています。この3日間制限を確認せずに格安simを契約してしまい、通信制限ばかり掛かってしまうという事態もよくあります。3日間制限があるのかは必ず確認しておきましょう。
③時間帯による通信制限
データ通信の使いすぎによる通信制限とは異なりますが、通信を行う時間帯によって通信制限が掛かることがあります。よくあるのが12~13時の間。これは多くの人が通信を利用する時間帯であるため回線が集中して通信が遅くなるのです。人気がある格安simやあまりにも料金が安すぎる格安simはこのような事もあるので注意が必要です。