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無線LANの電波混信が起こる要因と電波が安定しない時の対処法

 2017/08/15 国内通信事情  

1.電波混信の要因

現在、無線LANでは、2.4GHzと5GHzの2種類の電波が使用されています。2.4GHzの周波数は無線LAN機器の発売当初から使われています。そして、最近では5GHz帯の電波も使われるようになっています。しかし、この種類の違いもわからないし、はっきりいえば使用出来ればなんでもいいと考えている方は多いでしょう。この電波の種類の違いが混信の原因であり、混信とは様々な電波が入り乱れて正常なやり取りが困難なことを指します。全ての無線LANのアクセスポイントは、2.4GHzの電波に対応しています。しかし、2.4GHzの電波は、Bluetooth、電子レンジなどでも利用されている為、電波干渉が起きやすく、電波干渉が起きると、通信速度の遅れ、接続できないトラブルなど様々な電波を引き起こします。また、5GHzの電波は新しい規格であり、無線LAN以外ではあまり使用されていない周波数である為、2.4GHzと比較すると電波干渉は起きにくく安定した通信が可能となっています。

2.回線が原因で速度が安定しない場合に考えたいこと

無線LANの速度が安定しない原因は1つではありません。その中でも、速度の安定が妨げられる元々の回線スピードが遅い事が要因として挙げられます。例えば、光回線で契約をしていても、有線LANのアクセススピードが遅い場合があります。その場合、無線LANが有線LANの無線のアクセススピードを上回る事はありません。この場合は、回線契約の内容の変更、或いはプロバイダーの変更で改善することがあります。また、光回線で契約していても「マンションタイプ」は時間帯によって、回線の速度が変ることがあります。契約内容にもよりますが、集合住宅の場合は、回線の引き込みが困難であることも多い為、1つの回線をマンション全体で分散させて使用します。その場合はインターネットへの接続状況で回線のスピードが左右され、アクセスが集中するほど回線スピードが落ちていきます。

3.無線LANルーターの速度が安定しない場合の対処法

無線LANルーターが原因だとすれば、対処方としては無線LANアクセスポイントの設置場所を見直してみましょう。無線LANの電波はアクセスポイントからの距離が近いほど強くなります。そして、無線LANルーターを設置する際は、より広範囲に電波を届かせるのであれば、床に直置きするのではなく、なるべく高いところに置く、出来る限り部屋の中央部分に設置をすることなどが挙げられます。また、2.4GHzの電波を使用する場合は、テレビ、電子レンジ、Bluetooth対応機器の近くに置かないようにすると良いでしょう。同じ周波数の電波帯であれば、電波干渉がとても起きやすくなり、通信速度の低下、接続の不具合が発生する可能性が高くなります。契約内容の変更、無線LANルーターの設置場所を変更する事で電波の安定性が向上しますので現状に満足できない方は改善策を試してみてください。

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