【徹底解説!】eSIMで月々のスマホ代を大幅節約できる方法とは?
家計の節約をしたいと思った時、まずは固定費を見直すと良いと言われています。固定費の中でも最も簡単に見直せるのが、スマホ代ではないでしょうか?
スマホ代の節約は、実はとっても簡単! eSIMを理解し利用することがポイントです。
この記事では、eSIMでスマホ代を大幅に節約するための方法を分かりやすく解説いたします。
Contents
eSIMって何?
まず、eSIMについてご説明しましょう。
スマホで電話やインターネットを利用したいと思った時に必ず必要なのがSIM。契約者専用の番号や電話番号などがSIMに書き込まれています。
eSIMは、そのSIMの種類のひとつ。SIMカードとeSIMの2種類あります。
SIMカードは小さなカード型のSIM。情報が書き込まれたカードを作り、それをスマホ本体に差し込むことでスマホが利用できるようになります。
対してeSIMは物理的なカードではありません。eSIM対応スマホにあらかじめ組み込まれているSIMをeSIMと言います。プロファイル(契約者の電話番号等の情報が入ったデータ)をダウンロードもしくはインストールすることですぐに使用できるので、契約したその日から使えるのが特徴です。
eSIMでスマホ代を大幅節約できる理由
eSIMのメリットはもうひとつあります。それは、デュアルSIMとして使用可能なことです。
eSIM対応機種の中には、eSIMとSIMカードの2回線をひとつのスマホで使用できるものがあります。
この特徴を利用して、音声通話の安い会社とデータ通信の安い会社を組み合わせて契約すると、月々のスマホ代を大幅に節約できるのです!
これまで何となく「ひとつのSIMに絞った方が節約できるのでは?」と思っていた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ひとつの会社で電話もデータ通信も安い最強の会社というのはなかなかないもの。それぞれの会社に良い部分があるので、組み合わせて使うことで自分らしくスマホを使いながら節約もできます。
デュアルSIMの設定方法
eSIMを利用してデュアルSIMの設定を行うことは、そう難しくありません。設定方法を簡単にお伝えいたしますね(各機種や会社によっても異なるので設定前に各会社のWEBサイトをご確認ください)。
①事前準備
事前に用意しておくことがあるので、下記をご確認ください。
・eSIMとデュアルSIMが対応されている機種を準備する(機種に迷っている方はコチラを参考にしてください)
・SIMロック解除が必要な機種の場合にはSIMロック解除を行う
・SIMカード1枚とeSIM1つを契約する
②SIMのセット
SIMカードが手に入ったら、スロットにSIMカードを差し込みましょう。破損や紛失の恐れがありますので、SIMカードの取り扱いには注意が必要です。スロットを開けるにはSIMピンを利用しましょう。その後、SIMカードのプロファイルをインストールする必要があります。各会社によって異なりますので、用意されたガイドを参考にしてインストールしてくださいね。
eSIMは、プロファイルをダウンロードまたはインストールするだけでOKです。契約した会社のHP等で簡単にダウンロードできます。例えばiPhoneで楽天モバイルを契約した場合、
設定>モバイル通信>モバイル通信プランを追加
でQRコードを読み取る画面が出てきます。楽天モバイル契約後に取得できるQRコードをスキャンしてください。
この作業を行うためスマホとは別にパソコンなどの端末があるとスムーズですが、Wi-Fiを繋げればリンクを踏むだけでダウンロードできるサービスもあります。
③モバイル通信プランの名称変更
例えばiPhoneの場合、初期設定では「主回線」と「副回線」という名前が付けられています。このままでもかまいませんが、どちらがどの会社なのかパッと分かった方が便利ですよね。モバイル通信プランに表示される電話番号で見分けがつきますので、名称を変更しておくことをおすすめします。
iPhoneであれば、
モバイル通信>モバイル通信プラン>モバイル通信プランの名称
で変更可能。「楽天モバイル」や「mineo」など各会社の名前にしておくと良いでしょう。
④データ通信と音声通信のデフォルト回線設定
データ通信が安い会社でデータ通信のデフォルトとして設定しましょう。
iPhoneを例にすると、
設定>モバイル通信>モバイルデータ通信
で2つのうちどちらかを選択。その下にある「モバイル通信プラン」でも同じものを「オン」に設定しましょう。
次に音声通話です。ここでもiPhoneを例にすると、
設定>モバイル通信>デフォルトの音声回線
で音声回線としてメインに使いたい回線を選べます。ここで選んだ回線は、iPhoneにインストールされている電話アプリから直接ダイヤルをプッシュし電話をかける時(またはSMSを送る時)に、発信される電話番号ということになります。
以上が設定方法です。そこまでややこしくないので、15分~30分程度で設定できてしまうのではないでしょうか。
中には「2つの回線を切り替えるのが面倒なのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。主にデフォルトの設定で使う方がほとんどですので、特に不便を感じないかと思いますが、切り替えたい時も多くの場合はタップひとつで切り替え可能です。機種によって異なる可能性はありますが、操作方法さえ覚えてしまえばとても簡単に使用できます。
一度設定してしまえば、簡単に月々のスマホ代が節約できますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
eSIMでスマホ代を節約する最強の組み合わせには楽天モバイルが必須!
eSIMでデュアルSIMを使う方法がわかったところで、ではどんな組み合わせにすればスマホ代を大幅に節約できるのか気になりますよね?
現在は様々な格安SIMが提供されている状況なので、組み合わせは無限大にあると言っても過言ではありません。
スマホの使い方によっても節約のための最強の組み合わせは変わっていくのですが、どんな場合でも回線のひとつは「楽天モバイル」がおすすめです!
その理由は、楽天モバイルに「毎月使ったデータ分だけ支払う」データ通信プランがあるから。データ使用量が1GB以内であれば無料で継続できます。データ通信をもう片方の契約会社で利用すれば、楽天モバイルが0円なので大幅節約になるでしょう。
また、片方の契約会社でのデータ通信が上限までいってしまった月も、いざという時は楽天モバイルに切り替えてデータ通信を行うこともでき、使った分だけのお支払いが可能なので便利ですね。
「Rakuten Linkアプリ」を使えば、アプリを利用していない方にも無料で音声通信が可能! 送信上限はあるものの、アプリをインストールするだけなので手軽で魅力的です。
節約を考えてeSIMの導入を考えている方は、楽天モバイルの契約が必須ですよ。
【2022年4月】eSIMでスマホ代大幅節約できる最強組み合わせは?
楽天モバイルと組み合わせは色々できますが、節約を重視したいという方におすすめのプランをいくつかご紹介させていただきます。
楽天モバイル×IIJmioで節約
楽天モバイルならデータ通信SIMとの組み合わせがおすすめです。IIJmioは他社と比較して圧倒的にデータ通信量がオトク!
プラン |
2GB (税込) |
4GB (税込) |
8GB (税込) |
15GB (税込) |
20GB (税込) |
音声 +データ通信 |
850円 |
990円 |
1,500円 |
1,800円 |
2,000円 |
SMS +データ通信 |
820円 |
970円 |
1,470円 |
1,780円 |
1,980円 |
データ通信 |
740円 |
900円 |
1,400円 |
1,730円 |
1,950円 |
データ通信eSIM限定 (ドコモ網のみ) |
440円 |
660円 |
1,100円 |
1,430円 |
1,650円 |
eSIM限定プランもあり破格の金額設定なので、まさに最強組み合わせと言えるでしょう。
楽天モバイル×OCNモバイルONEで節約
IIJmioには負けますが、こちらもかなりのオトクな金額設定。また、ドコモ網なので楽天モバイル回線エリア外もカバーしてくれます。
プラン |
500MB (税込) |
1GB (税込) |
3GB (税込) |
6GB (税込) |
10GB (税込) |
音声 +データ通信 |
550円 |
770円 |
990円 |
1,320円 |
1,760円 |
SMS +データ通信 |
- |
- |
990円 |
1,320円 |
1,760円 |
データ通信 |
- |
- |
780円 |
1,080円 |
1,480円 |
契約と同時にスマホを新しくしたい方は、タイミングによりますがスマホが実質1円で購入できるキャンペーンも実施しています。スマホも安く手に入れたいという方におすすめです。
楽天モバイル×mineoで節約
20GBまであってこの金額はかなりオトクです。IImioには後一歩及ばずですが、こちらはdocomo・au・ソフトバンクの3回線から選ぶことができます。
プラン |
1GB (税込) |
5GB (税込) |
10GB (税込) |
20GB (税込) |
音声 +データ通信 |
1,298円 |
1,518円 |
1,958円 |
2,178円 |
データ通信 |
880円 |
1,265円 |
1,705円 |
1,925円 |
20GBは欲しいという方であれば、OCNモバイルONEよりもこちらがおすすめです。
楽天モバイル×povo2.0で節約
長い間同じキャリアを使い続けていて、乗り換えることにはまだ慎重派という方もいらっしゃるでしょう。そんな方に朗報! 三大キャリアから格安プランがそれぞれ新しく提供されるようになり、デュアルSIMとの組み合わせを検討できるようになりました。
中でも節約という概念で言えばauが導入したpovo2.0がおすすめです。基本使用料はなんと0円! そこにデータトッピングを選んで追加するサービスです。
トッピング内容 (データトッピングのみ) |
金額 (税込) |
データ使い放題(24時間) |
330円/回 |
データ追加1GB(7日間) |
390円/回 |
データ追加3GB(30日間) |
990円/回 |
データ追加20GB(30日間) |
2,700円/回 |
データ追加60GB(90日間) |
6,490円/回 |
データ追加150GB(180日間) |
12,980円/回 |
月額という概念がないので一概に他社との比較が難しいですが、3GB/30日間990円(税込)のプランを選択した場合、MVNOと変わらぬ価格でデータ通信を行うことが可能です。
まとめ
eSIMにはその他にも様々なメリットがありますが、何と言ってもデュアルSIMを気楽に利用でき、毎月のコストであるスマホ代を節約できることが最大のメリットです。
これまでひとつと契約することが当たり前だったスマホですが、eSIMを導入することで幅広いプランを検討できるようになりました。
ぜひ、自分のスマホの使い方を分析し、もっとも安くて便利なプランを選んで、あなたにとっての「最強組み合わせ」を作ってみてくださいね。