【2020】最新のeSIM対応機種一覧!eSIMの特徴とおすすめな理由

eSIMに対応した機種が欲しいけれど、「どんな機種があるのかわからない」とお困りではありませんか?
また、「eSIMのことが気になっているけど特徴やメリットがわからない」という人もいるかもしれません。
この記事では、eSIMの特徴やおすすめの理由について詳しくご紹介します。
eSIMに対応する機種モデルについてもお伝えしますので、ここを参考に気になるeSIM対応端末を見つけてみてくださいね。
Contents
IIJmioに加え楽天モバイルでもeSIMに対応
eSIMは世界で普及している便利なSIMですが、日本で対応しているのはIIJmioのみでした。
しかし、現在は楽天モバイルでもeSIMに対応しています。楽天モバイルから展開されているRakutenMiniはeSIM対応端末となっており、注目を集めている機種のひとつです。
世界と比べると日本のeSIMの普及具合はまだまだですが、楽天モバイルがeSIM対応機種を発売したことはeSIMの普及への大きなきっかけになるかもしれません。
次世代規格「eSIM」の特徴とは?
eSIMは世界中で普及され始めていますが、前述したとおり日本での普及率はまだまだ低くなっています。あまり周知されていないことから、eSIMのことを理解している人も少ないでしょう。
ここでは、eSIMの特徴について詳しく解説していきます。
物理的なSIMが不要
SIMといえばSIMカードをスマホ端末に挿入して使うというのが一般的なイメージでしょう。日本で幅広く普及しているのも、この物理的なSIMカードです。
しかし、eSIMはSIMカードを挿入するものではありません。楽天モバイルなどの通信事業者と契約するだけでSIMが利用可能となり、すぐにスマホが使えるようになるのです。
eSIMは「デジタルSIM」とも呼ばれており、わざわざSIMカードを挿入したり入れ替えたりする手間がかかりません。
利用者自ら携帯電話情報の書き換えが可能
これまでキャリアの乗り換えとなると、古いSIMカードは破棄し、新しいSIMカードの到着を待ってからしか端末の利用はできませんでした。
しかし、eSIMならキャリアの乗り換えをする場合も、利用者が携帯電話情報の書き換えを自ら行うことですぐに端末を利用できます。
eSIMは利用者がスマホ画面で携帯電話情報の書き換えができるため、キャリア乗り換え後は乗り換えた後の通信事業者の情報に書き換えればOK。すぐに新しく契約した通信事業者での契約内容で端末を使えます。
複数のプロファイルの保存・切り替えが可能
eSIMは複数のSIM情報を保存しておけるため、複数のキャリアを登録している場合に便利です。
海外旅行によく行く人は海外で使えるSIMの契約をしていませんか?
海外に行く度にSIMカードの差し替えで対応しているかと思いますが、eSIMならその手間がありません。
eSIMは複数の携帯電話情報を登録できるため、日本の携帯電話情報と海外の携帯電話情報を登録しておけば状況に合わせて切り替えることができます。SIMカードを差し替えることなく、端末から簡単にSIM情報設定を切り替えられるのでとても便利です。
SIMの切り替え設定方法は端末によって異なるため、切り替え方法も事前に確認しておきましょう。
オンラインで開通手続きができる
今までのSIMはオンライン上で契約は可能でしたが、新しく契約した内容で端末を使うにはSIMカードの到着を待たなければいけませんでした。
しかし、eSIMはオンライン上で契約ができ、簡単に開通手続きもできるため店舗に持ちこむ手間もありません。
eSIMはデジタルSIMなので、契約から開通手続きまでの作業が全てオンライン上で可能。契約してからすぐに使えるようになるため、仕事上契約を急ぎたい方にもおすすめです。
eSIM対応機種一覧を紹介(※2020年5月時点)
eSIMに対応する端末について知りたいという人も多いでしょう。
ここでは、2020年5月時点でeSIMに対応している端末一覧をご紹介します。
日本で購入可能なeSIM対応機種一覧
日本で購入できるeSIM対応端末は以下となります。
スマートフォン |
タブレット・ノートPC |
・iPhone SE(第2世代)※1 ・iPhone 11 ※1 ・iPhone 11 Pro ※1 ・iPhone 11 Pro MAX ※1 ・iPhone XS ※2 ・iPhone XS Max ※2 ・iPhone XR ※2 ・Google Pixel 4 ・Google Pixel 4 XL ・RakutenMini |
・iPad(第7世代)※2 ※3 ・iPad mini(第5世代)※2 ※3 ・iPad Air(第3世代)※2 ※3 ・11インチiPad Pro(第2世代)※2 ※3 ・11インチiPad Pro ※2 ※3 ・12.9インチiPad Pro(第4世代)※2 ※3 ・12.9インチiPad Pro(第3世代)※2 ※3 ・Surface Pro LTE Advanced ※3 ・Surface Pro X ・ASUS TransBook Mini T103HAF-LTE ※5 ・ASUS TransBook Mini T103HAF-GR079LTE ※5 |
※1 iOS13.0以降
※2 iOS12.1以降
※3 Windows10 RS4以降
※4 Wi-Fi+Cellularモデル
※5 事前にeSIMモジュールのファームウェアバージョンを確認してください。
バージョンが「EM06JLAR02A09M4G」の場合、「EM06JLAR02A12M4G」へ更新をお願いいたします。
日本で購入できる端末には富士通やシャープなどの大手メーカーのものが多くありますが、残念ながら大手メーカーのほとんどはeSIMに対応していません。
しかし、iPhoneシリーズが複数種類使えるだけでなく、Google端末や楽天端末でも対応機種があります。現在使っている端末が該当するならば、端末を変えずそのままeSIMに移行することができますよ。
eSIMはスマートフォンだけでなくタブレットやノートPCにも対応端末があります。仕事やプライベートでもタブレットなどの端末を使う場合は、iPadやASUSの端末を選んでおくと良いでしょう。
対応機種+SIMロック解除が必須
eSIMを利用するには対応端末であることが必須ですが、端末のSIMロックが解除されていることも重要です。SIMロックとはドコモやauなどで契約したキャリアモデル端末を、他の会社で使えないようにするものです。
SIMロックがかかっているとその端末を購入した通信事業者以外のSIMが使えませんので、解除をしてSIMフリーモデルにしておきましょう。
ロック解除をするには、端末を購入した事業者の店舗に持って行く必要があります。条件によってはオンライン上から行うことも可能です。
乗り換えの際に端末を新たに購入するなら、SIMフリー版の端末を選びましょう。
ちなみにスマートフォンAppleiPhoneは、Appleストア販売版であればすべてSIMフリータイプです。
eSIMがおすすめな理由
「eSIMがとても便利だということはわかるけれど、これまでのSIMで不自由していないから変える理由がない」と考える人もいるでしょう。
eSIMにはデジタル化以外におすすめの理由があります。
最後に、eSIMのおすすめポイントを3つご紹介します。
月々の料金がお得になる
eSIMは複数の携帯電話情報を保存できるため、大手キャリア+格安SIMの併用で月々の料金を安くすることができます。
これまでも大手と格安の併用はできましたが、併用するにはSIMカードスロットが2つあるデュアルSIM対応端末を使う必要がありました。
しかし、eSIMなら複数の情報を保存できますので、eSIM対応端末であればデュアルSIM対応端末でなくても問題ありません。
大手キャリア回線の音声通話プランと最も安いモバイルデータ通信プラン+格安SIMのデータ通信専用プランのように契約すれば、毎月の料金をグッと抑えられるでしょう。
最近は格安SIMのモバイル通信プランも豊富な種類がありますので、自分自身の使い方に合わせて料金プランを工夫してみてくださいね。
海外でもそのまま利用できる
海外で現在利用している端末を使うには、渡航先の国で新たにSIMを契約する必要がありました。契約しなければ端末は使えないため、渡航先に着いたらまずはSIM契約しなければならなかったのです。
しかし、eSIMは海外で使える携帯電話情報の登録も可能。国内・国外問わず同じ端末を使えます。
eSIMはオンライン上で開通手続きができますので、出国前に契約しておけばOKです。渡航先到着後にSIMを切り替えることで、すぐに端末を使えます。eSIMならすぐに使えずに不便ということもないでしょう。
仕事・プライベート用が1台に
eSIMに仕事用の携帯電話情報とプライベート用の携帯電話情報を保存しておけば、1つの端末で両用できます。仕事用とプライベート用で2台の端末を持っている、またはデュアルSIM対応端末でSIMの切り替えをしながら使っているという方もいるでしょう。
ひとつの端末ですべて管理できますので、2台の端末を持ち歩く必要もありません。
eSIMはメリットがたくさん!
eSIMはこれまでのSIMに比べてメリットがいくつもあります。物理的なカードが不要な分契約もスムーズに進みますし、キャリア乗り換えも手早く行えます。
大手と格安の併用で月々の料金を安くすることも可能なので、スマホ料金を節約したいと考えている方にもおすすめです。
eSIM対応端末はまだまだ少ないですが、日本で展開されている端末の中から使いやすそうなものを探してみましょう。5G回線の普及とともに、徐々にeSIMも日本中で普及していくはずです。搭載されたメインカメラの画素数を気にするように、SIMの種類が端末選びで重要になる日も来るでしょう。eSIMで得られるメリットを存分に活用してくださいね。