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eSIMならフルMVNOのIIJmio?eSIMに対応している格安SIM比較【2021年版】

 2019/05/18 eSIM  

現代人にとって欠かすことのできない必需品「スマートフォン」。

一般的には、携帯電話事業者(キャリア)と通信プランを契約してSIMカードを受け取り、端末に差し込んでから利用します。

しかし、最近ではSIMカードの抜き差しを行わないでスマホの利用開始ができる「eSIM」というサービスが増えているのです。

この記事では、新しい通信機器の利用方法として注目される「eSIM」と、IIJの提供する「フルMVNO」について解説します。

また、eSIMに対応している格安SIM会社の料金プランも比較して紹介していきますので、是非参考にしてみてください。

 

eSIMって何?Apple「iPhone」もeSIM対応

「eSIM」とは、「Embedded SIM」の略称。

チップ型SIM、チップSIMとも呼ばれています。

Embeddedは埋め込みの意味を持っており、eSIMは通信機器本体に組み込まれているSIM規格のことを指します。

 

以前までは、SIMといえばスマホのSIMスロットに挿入する物理SIM(カード形態のもの)が一般的でした。

そのSIMの中には、電話番号やモバイル通信プランなどの契約情報が書き込まれていて、契約する通信会社を変える場合にはカードの入れ替えが必要となります。

しかし最近では、eSIM対応機種&対応サービスを契約している場合のみ、SIMカードの抜き差しをせずにスマホ会社を切り替えることができるようになったのです。

物理SIMの場合は、機種変更や海外旅行のときなどに本人確認を経てSIMカードの取り外しを行う必要がありました。

海外旅行のときは、現地のSIMカードを改めて購入する必要もあります。

 

それに対しeSIMは、新しくSIMカードを挿入したり、取り外したりする必要がありません

すでに端末に埋め込まれている内蔵型のSIMに、通信経由で通信プロファイルの書き換えを行うため、通信サービスや通信データなどの情報をオンライン上で自ら上書き設定することができるのです。

自宅でも出先でも自分で書き替えることができるので、海外に行くときもユーザーは自分で海外の通信サービスに切り替えることができます。

eSIM版スマホをはじめとするeSIMデバイスを使えば、割安なモバイルデータを使用するためにわざわざ現地のSIMカードを購入する必要はありません。

 

また、日本の通信キャリアよりも割安なモバイルデータ通信サービスの料金プランを利用することもできます。

eSIMプランを上手に利用することで、各国の通信事業者のサービス通信回線を利用できるのです。

 

総務省がeSIM利用を後押ししている経緯もあり、2021年現在eSIM対応端末はどんどん増えている傾向にあります。

iPhoneシリーズであれば「iPhoneXS」以降はeSIM対応製品

Android機種においても「GooglePixel4」以降はeSIM対応製品であり、他にもXperiaシリーズやAQUOSシリーズにもeSIM対応製品がどんどんプレスリリースされています。

eSIMは、モバイル業界や通信業界で今後が大きく期待されているSIM規格なのです。

 

eSIMに対応している機種であれば利用できますが、auやドコモなどの大手キャリアで端末を購入した場合、「SIMロック解除」を行う必要があります(SIMロック解除は契約内容によって無料の場合と有料の場合があります)。

SIMロック解除後、提供事業者から配布されたQRコードか、App(”eSIM”のワードでAppの検索可能)でeSIMに情報を書き込むことができます。

デュアルSIMにも対応しているため、eSIMサービスはプライベートと仕事を1つの端末で使い分けたい方にもおすすめです。

 

MVNOって何?ドコモやauとの違い

「MVNO」とは、「Mobile Virtual Network Operator」の略称です。

仮想移動体通信事業者」と日本語では訳されます。

MVNO事業は携帯電話大手キャリアとは違ったサービスの提供方法を行っている事業です。

MVNOは大手キャリア(auやNTTドコモなどの通信キャリア)から通信回線を借り受けているので、格安でSIMフリー端末を利用することができます。

これが「格安SIM」です。

独自サービス型SIMとも呼ばれています。

 

格安SIMは大手キャリアと違い、キャリアメールやキャリア決済、また通話し放題、データ量使い放題などのサービスを利用できない場合があります。

通信速度が大手キャリアより劣る場合もあるでしょう。

しかし、格安SIMであればキャリアと契約するよりも月額料金を大幅に抑えることができます

MVNOはユーザー数に応じて必要となる分のネットワークを借りているため、小回りで経営し費用を安く抑えることができるのです。

通話料の安いアプリを提供しているMVNOも存在するため、通話料金も工夫することで安く抑えることができるでしょう。

 

以前まで、モバイル通信サービスは大手キャリアしか提供することができませんでした。

しかし、MVNOが認められたことで消費者はスマホの利用方法の選択肢が広がったのです。

プランも複数用意されており、利用者はスマホの利用目的や使用するデータ容量に応じて通信料金の安いプランなどを選ぶことができます。

 

IIJが提供するフルMVNO

格安SIMを提供するMVNOですが、最近では「フルMVNO」という新たなモバイルサービスがIIJにて登場しました。

画期的なフルMVNOとは、一体どんなサービスなのでしょうか。

ここでは、IIJの詳細、そしてフルMVNOと通常のMVNOの違いをご紹介します。

 

IIJとは

IIJ(インターネットイニシアティブジャパン)とは、インターネットの接続サービスをはじめ、その他ネットワーク関連のサービスを提供している会社です。

「MVNO委員会」に参加しており、MVNOサービスの提供にも力を入れています。

法人向け、個人向けのサービスをそれぞれ提供しているため、企業にもおすすめです。

 

フルMVNOとは

IIJでは「フルMVNO」という新しいサービスの提供を開始しました。

MVNOとの明確な違いは、「加入者管理機能」と「独自のSIMカード」の差にあります。

加入者管理機能(HTR/HDD)を自分で運用。

MNC・IMSIを保有し、独立した通信事業者となるのがフルMVNOです。

 

フルMVNOでできることは3つあります。

まず、自由なSIMの形状の利用です。

これまでのMVNOでは、SIMカードを利用した制限のあるサービスしか提供できない状況にありました。

しかし、フルMVNOによって独自に調達したSIMを利用し、さまざまなサービスを提供することが可能となったのです。

IoT(さまざまなモノがインターネットのように繋がる仕組みのこと)の領域でさまざまな応用ができるようになると考えられており、今後の可能性が期待されているサービスでもあります。

 

また、ネットワークの柔軟性も高くなるのです。

これまではMVNOの運用していた、「HLR/HSS」を利用したサービス提供を行っていました。

しかし、フルMVNOによって国内、国外双方で柔軟性の高いネットワークサービスの提供が可能となりました

 

そして、契約オペレーションの柔軟性も高くなります

これまでは回線開通などの処理をMVNOが直接行っているわけではなく、システム仕様に沿って開通できるよう電文でのやり取りが行われていました。

フルMVNOでは、このような処理をMVNO側が拡張しやすくなったのです。

 

週刊モバイル通信でもフルMVNOについて紹介されており、期待が寄せられています。

モバイル市場において「MVNOの競争環境は鈍化しつつある」といわれていましたが、フルMVNOによって格安スマホの成長が期待されているのです。

MVNOの「ビジネスモデルを広げる」という効果が大きく、現段階ではフルMVNOによってこれまでの格安SIMの形が大きく変わるという訳ではありあません。

一般ユーザーの目線だと、フルMVNOによるメリットがイマイチ分からないということもあるでしょう。

しかし、近い将来、個人利用でもフルMVNOならではの、自由度の高い移動体通信サービスのメリットを感じられる日が来るでしょう。

 

フルMVNOとeSIMの未来

自宅や出先で手軽に通信プランなどの情報を切り替えることができる「eSIM」は、フルMVNOを提供しているIIJが積極的に活用しています。

フルMVNOのサービス化により、独自のSIMカード発行や情報の書き込みを行えるようになりました。

IIJは2019年の春に、「eSIM搭載端末の動作検証」と「eSIMプラットフォームのサービス化」を正式に提供することを発表しています。

フルMVNOとeSIMによるスマホの利用はより身近なものとなるでしょう。

まだ発展途上のサービスのため、今後の発展が期待できます。

 

5Gは?音声通話はできる?「IIJmio」のeSIMデータプランとは

日本において個人向けにeSIMプランをいち早く導入したのが、IIJが運営する個人向けMVNOサービス「IIJmio(アイアイジェーミオ)」です。

IIJmioで契約できるeSIMプランは「ギガプラン」と「データプラン ゼロ」の2つになります。

どちらのプランもモバイルデータ回線用プランになっていて、音声通話やSMSなどは使用できません。

 

また、通信可能エリアはドコモのLTEエリアと3Gエリアとなり、現在5Gには対応していないので注意が必要となります。

「ギガプラン」は、毎月一定量のデータ通信を行う人で、音声通話使わないという人におすすめ。

「データプラン ゼロ」は、標準のデータ容量がゼロなので緊急時のデータ通信専用のプランとしておすすめです。

IIJmioのeSIMデータプランは音声通話ができないデータ専用プランなので、他社「物理SIM」とIIJmio「eSIM」を併用して利用するスタイルがおすすめとなります。

IIJmioの割安なデータ使用料を上手に活用することによってスマホの月額料金を節約することができるのです。

【2021年版】eSIMに対応している格安SIM会社の料金プラン比較

それでは最後に、2021年現在、eSIMサービスを提供している格安SIM会社の料金プランを比較して見てみましょう。

 

事業者

対応サービス

利用可能データ量:月額料金(税込み)

超過後の速度制限

データ追加料金(税込み)

IIJmio

(データプラン ゼロ)

インターネットイニシアティブ

データ

165円(基本料金)+データ追加料金

(月額料金例)

2GB:990円

5GB:2475円

10GB:4950円

超過後は通信不可

最初の1GB:330円

2G〜10GB:495円/1GB

IIJmio(ギガプラン)

インターネットイニシアティブ

データ

2GB:440円

4GB:660円

8GB:1100円

15GB:1430円

20GB:1650円

最大300kbps

220円/1GB

(2021年6月以降提供予定)

povo

KDDI(au)

通話・SMS・データ

20GB:2728円

最大1Mbps

550円/1GB

LINEMO

ソフトバンク

通話・SMS・データ

20GB:2728円

最大1Mbps

550円/1GB

ワイモバイル

ソフトバンク

通話・SMS・データ

3GB(シンプルS):2178円

15GB(シンプルM):3278円

25GB(シンプルL):4158円

シンプルSは最大300kbps

シンプルM・Lは最大1Mbps

550円/0.5GB

楽天モバイル

楽天モバイル

通話・SMS・データ

〜1GB:0円(2回線目以降は1078円)

〜3GB:1078円

〜20GB:2178円

20GB超過後〜:3278円

最大1Mbps

(パートナー回線エリア)

550円/1GB

(パートナー回線エリア)

引用元:日経クロステック

IIJmio以外の会社のプランは、eSIMを選んだからといって安くなるわけでもなく、物理SIMを使う場合と同額になっています。

日本でのeSIMの低い普及率やオンライン手続きの不慣れを考えると「同額ならわざわざeSIMにしなくても…」となってしまうのが実際のところでしょう。

しかし、eSIMを上手に使うことができれば、今よりももっと便利にスマホを使うことができるので、興味のある方は是非自分に合ったプランをみつけてeSIMスマホライフを楽しんでください。

 

eSIMの発展とフルMVNOがスマホをより便利にしてくれる

世界に比べてまだまだ遅れているといわれる日本のeSIMサービス。

しかし、近い将来必ず、海外でも自由にeSIMスマホを使える日は来るはずです。

そして、次世代のSIM規格である「eSIM」と、画期的なモバイルサービスである「フルMVNO」で、消費者はより便利にスマホを利用することができます。

賢くお得にスマホを使うためにも、さまざまな情報を仕入れてインプットしていく必要があるでしょう。

 

まとめ

  • 「eSIM」は埋め込み型のSIM規格のことで自ら情報の書き換えができる
  • 「フルMVNO」はネットワークや契約オペレーションの柔軟性が高く自由度の高い移動体通信サービスを提供できる
  • フルMVNOとMVNOの違いは「加入者管理機能」と「独自のSIMカード」の差
  • IIJのフルMVNOはeSIMの運用に適している

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